研究課題/領域番号 |
19K23325
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪体育大学 |
研究代表者 |
神山 真一 大阪体育大学, 教育学部, 講師 (40846531)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アーギュメント指導の信念 / 信念に影響する要因 / アーギュメント自己評価能力 / アーギュメント判定能力 / アーギュメント / 小学校理科授業 / 指導能力育成プログラム / 教員志望の大学生 / 信念に影響を与える要因 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,教員志望の大学生対象にアーギュメントを小学校理科授業に導入するための指導能力育成プログラムを開発し,その有効性を検証することである。ここでいうアーギュメントとは,主張,証拠としてのデータ,論拠,反駁といった構成要素による論証の構造であり,理科教育においては,Toulmin(1958)が提唱するアーギュメントパターンが導入されてきた。国内外において,アーギュメントを理科・科学教育に導入することに注目が集まっているが,教員志望の大学生を対象にアーギュメントの指導能力を育成する教育プログラムは開発されていない。本研究は,理科・科学教育の充実を視野に入れた教員養成に資するものである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,教員志望の大学生対象にアーギュメントを小学校理科教育に導入するための指導能力育成プログラムを開発し,その有効性を検証することであった。開発した学習プログラムは,アーギュメントの定義と意義についてレクチャー,学習者のアーギュメントの実態に関するレクチャーと演習,アーギュメントの指導と評価について体験的に理解する演習,小学校で実際に行われたアーギュメント指導の概観,学生ら自らで授業を立案して実践する模擬授業の実施で構成された。本学習プログラムは,学生のアーギュメント指導に対する信念を強化することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究における学術的意義は,以下三点である。以下の三点は,アーギュメント指導能力の育成という観点でこれまでに研究が及んでいなかった。一点目は,教員志望の大学生を対象に研究が推進されたことである。二点目は,プログラム受講の大学生自らが小学校理科教育にアーギュメントを導入する演習を含むプログラムを開発できたことである。三点目は,そのプログラムを,アーギュメントを理科授業に導入することに対する教師の信念という観点で評価を行ったことである。
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