研究課題/領域番号 |
19K23336
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 京都教育大学 (2020) 上越教育大学 (2019) |
研究代表者 |
染谷 藤重 京都教育大学, 教育学部, 講師 (90837163)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動機づけ / 自己決定理論 / 内発的動機づけ / 心理的欲求 / 基本的心理欲求理論 / 有機的統合理論 / 小学校英語 / 教育心理学 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、小学校英語が教科化するに当たって、様々な課題が出てきた。その中でも、児童の動機づけに関する課題は、研究を進めることが、急務である。具体的に、児童が英語の授業に対してどのような動機づけを持ち、その動機づけが英語学習動機にどのような影響を及ぼしているかを知ることは、今後の小学校英語教育を促進していくうえで直近の課題であると考える。そこで、本研究では、基本的心理欲求理論の枠組みから小学生児童における外国語活動及び、英語の授業に対する動機づけを明らかにし、その動機づけが有機的統合理論の枠組みにおける英語の学習における動機づけとどのような関連性を持っているかを統計的に分析を行うこととする。
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研究成果の概要 |
本研究では、自己決定理論の観点から、基本的欲求理論の枠組みを用いた小学生児童における外国語活動及び、英語の授業における動機づけを明らかにし、その動機づけが有機的統合理論の枠組みを用いた英語学習における動機づけとどのような関連性を持っているかを明らかにすることを目的としている。 高学年児童を対象とし、事前調査により、英語授業における欲求充足及び阻害尺度を作成する。また、英語学習における内発的動機づけ及び外発的動機づけの尺度の作成も行う。本調査では、英語授業における欲求充足及び不満が、英語学習における内発的動機づけ及び外発的動機づけとどのような関連性を持っているかを明らかとする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義に関しては、2020年度から実施されている小学校外国語における児童の動機づけ要因の関連性を明らかにすることは非常に重要であるという点にある。その理由として、児童が新しい教科としての英語(外国語)においてどのような動機づけ要因を有し、それらがどのように関連しているかを明らかにすることは今後の教育を進めるにあたり重要とされることであるからである。本研究では、心理的欲求の充足が内発的及び自律的動機づけに影響し、阻害が他律的動機づけに影響してしまうことが明らかになった。この結果を踏まえて今後の外国語の授業について考えていく必要性を学術的見地から見出した。
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