研究課題/領域番号 |
19K23342
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
北川 雅浩 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (10846869)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 話し合い / 議論を展開する力 / 小学校 / 小学校における話し合い指導 / 発達段階 / 系統的・連続的な指導 / 小学校中学年 / カリキュラム / 話をつなぐ / グループディスカッション / 話すこと・聞くこと / 小学校国語科 / ディスカッション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、小学校6年間のそれぞれの発達段階に応じた、ディスカッションで議論を展開する力として育成すべき資質・能力と指導方法を明らかにすることを目的とし、以下のことを明らかにする。 ①議論を展開する力として、どのような思考力やスキル、知識が求められるか。 ②発達に応じた適切な配置や資質・能力相互の関連はどのようであるか。 ③どういった実践によって議論を展開する力を高めることが可能であるか。 そのため、小学校における子供たちのディスカッション状況を調査し、議論を展開する力を育成するための実践開発・検証を行う。
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研究成果の概要 |
小学校段階で議論を展開する力を育成するために、発達段階に応じた指導内容を検討し、実践方法の開発と検証を行った。未開発であった小学校低学年と中学年について、2事例ずつの実践方法を提供している。各発達段階で明らかになった内容をもとに、6年間を通した育成モデルとして整理した。議論を展開する力は下位能力として、展開スキル、メタ認知、プロセスに関する知識が含まれることを提言した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習におけるディスカッションの重要性が高まっているものの,国語科教育では,協同で考えを深め合うことを目的としたディスカッションの指導法についてはさらなる開発が求められる状況にある。特に,どのように議論を展開していけばよいかに焦点を当てた研究はほとんどなく,指導内容と指導方法の両面からの検討が求められる状況であった。本研究を通して発達段階に応じた指導内容と指導方法の要点を実証的方法で明らかにしたことは、話し合い指導のカリキュラムを作成する上での科学的根拠を提供する。また、指導者が実践開発の際に参考にすることで、児童の話し合う力を高めることに寄与することも期待される。
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