研究課題/領域番号 |
19K23461
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0204:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川端 美穂 京都大学, 理学研究科, 研究員 (10847750)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 超新星爆発 / Ia型超新星 / 親星 / 光赤外線観測 / 超新星 / 可視近赤外線観測 / 光学赤外線観測 |
研究開始時の研究の概要 |
Ia型超新星は宇宙論的距離における標準光源として利用されるなど、極めて重要な研究背景を持つ天体である。それにも拘わらず、その親星や爆発メカニズム、多様性の起源といった問題は長年にわたり未解決のままとなっている。本課題では爆発直後のIa型超新星に注目する。初期から密に、広い波長体での測光分光観測から親星起源の元素や外層の温度進化を調べることでIa型超新星の親星形態や爆発メカニズムへの制限を行う。さらに観測サンプルを増加させることで、これまで観測例が少なく議論ができなかったIa型超新星での位置づけ(サブクラス)と親星、爆発メカニズムに関連があるか検証する。
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研究成果の概要 |
Ia型超新星の親星、爆発モデルに制限を与えることを目的として観測的研究を行った。特に爆発直後に注目して研究を行った。京都大学3.8mせいめい望遠鏡と広島大学1.5mかなた望遠鏡を用いて、近傍銀河に出現するIa型超新星について可視近赤外線観測を実施した。初期の光度変化についてモデルと比較を行うことによって親星の半径の制限を行った。また、分光データについても解析を行い、これらのデータに見られる吸収線の青方偏移量を調べた。観測的な特徴から各々のIa型超新星のサブクラスを推定した。これらの天体について爆発直後からの観測例は限られており、本研究によって良いデータサンプルを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、爆発直後のIa型超新星の多バンドでの良い観測例を得ることができた。これまで観測例が限られている様々なサブクラスに属するサンプルを増やすことで、Ia型超新星全体について 未解決問題の解決の手がかりを得る。
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