研究課題/領域番号 |
19K23704
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0605:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
ティルラセンバラム シヴァクマール 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 特任研究員 (00826711)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 牛バベシア病 / Babesia sp. Mymensingh / Babesia bovis / Babesia bigemina / 遺伝子診断法 / 牛 / ラクダ / 疫学調査 / PCR / モンゴル / バベシア / 国際分布 / 感染宿主 / スリランカ / 病原性 / Babesia / Host-range / Global distribution |
研究開始時の研究の概要 |
Bovine babesiosis caused by Babesia species is a serious threat to cattle industry worldwide. Our recent study demonstrated that Babesia sp. Mymensingh causes severe clinical babesiosis in cattle. However, unavailability of validated diagnostic tools and lack of knowledge on host range and global distribution undermine the control strategies. Therefore, in the present study, we will 1) validate a Babesia sp. Mymensingh-specific PCR assay, 2) identify the host range, and 3) determine the global distribution.
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研究成果の概要 |
Babesia sp. Mymensinghの国際疫学調査から、新バベシアはアジア、アフリカ、及び南米に広く分布していること、また牛に加えて、水牛、羊、及び山羊にも感染していることが示された。また、モンゴルの牛とラクダのB. bovis、B. bigemina、及びBabesia sp. Mymensinghの陽性率が、それぞれ27.9%、23.6%、及び5.4%、並びに32.1%、21.6%、及び24.3%であることも示された。本研究課題の成果により、新バベシア種を特異的に検出できる新たな遺伝子診断法が確立され、かつ本原虫種の最新の感染宿主域と国際疫学マップが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果により、新バベシア種(Babesia sp. Mymensingh)を特異的に検出できる新たな遺伝子診断法が確立された。特に本PCR技術を用いて、我が国では新バベシア感染牛の摘発に向けた水際対策に資する防疫体制が整備されることが期待できる。また、本原虫種の最新の感染宿主域と国際疫学マップが明らかとなったことで、地球規模での新バベシアの感染による牛バベシア病のリスク評価が行われ、さらなる国際疫学マップの更新とその対応策が構築されていくものと期待する。
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