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加齢による褐色脂肪細胞の減少メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K23745
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0702:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

池田 賢司  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 講師 (30846944)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード褐色脂肪細胞 / 熱産生脂肪 / 褐色脂肪細胞の再生 / シングルセル解析 / 脂肪前駆細胞 / 脂肪細胞再生 / 加齢 / 褐色脂肪細胞分化
研究開始時の研究の概要

褐色脂肪細胞は熱を産生し、エネルギー消費量を増やすことで肥満や糖代謝を改善する。褐色脂肪細胞は加齢と共に減少し、その減少は肥満と糖代謝異常に関連することが示唆されている。加齢に伴い、何故褐色脂肪細胞が減少するかそのメカニズムの多くは不明である。本研究では、褐色脂肪前駆細胞の増殖・分化による褐色脂肪細胞の再生機構について解析し、加齢による褐色脂肪細胞の減少機序を解明する。本研究によって得られる知見は、加齢に伴う褐色脂肪細胞の減少を認める高齢者の肥満・糖尿病に対する新規治療に繋がる可能性が期待される。

研究成果の概要

褐色脂肪細胞は熱を産生し、エネルギー消費量を増やすことで抗肥満作用を示し全身の糖代謝・脂質代謝を制御する。加齢により褐色脂肪細胞が減少することが知られており、褐色脂肪細胞の減少は肥満と糖代謝異常に関連することが示唆されている。加齢に伴い褐色脂肪細胞の前駆細胞の増殖が低下することが報告されているが、その機序の多くは不明である。本研究では褐色脂肪細胞減少ー再生マウスモデルを用いて褐色脂肪細胞の再生メカニズム解析に取り組みました。また、本研究ではシングルセル解析を用いた褐色脂肪細胞、前駆細胞の解析系に取り組み、褐色脂肪細胞の再生メカニズムの解明に結びつく手法を開発しました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脂肪細胞は余剰のエネルギーを中性脂肪として蓄積する白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞が知られています。褐色脂肪細胞は熱を産生し、エネルギー消費量を増やすため肥満症や糖尿病治療への治療応用が期待されています。一方、加齢によって褐色脂肪細胞がヒトやマウスにおいて減少することが知られており、褐色脂肪細胞の減少は肥満や糖代謝異常に関連することが示唆されていますが、そのしくみは明らかになっておりません。本研究では、褐色脂肪細胞を一細胞毎に分析するための解析方法を開発しました。本研究成果が褐色脂肪細胞の再生メカニズムの解明に結びつき、肥満症や糖尿病の新しい治療に結びつくことが期待されます。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] UCP1 Dependent and Independent Thermogenesis in Brown and Beige Adipocytes2020

    • 著者名/発表者名
      Ikeda Kenji、Yamada Tetsuya
    • 雑誌名

      Frontiers in Endocrinology

      巻: 11 ページ: 498-498

    • DOI

      10.3389/fendo.2020.00498

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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