研究課題/領域番号 |
19K23776
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0704:神経科学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
李 海燕 京都大学, 医学研究科, 研究員 (90840314)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ストレス / うつ病 / エピゲノム / エピジェネティクス / うつ / 性差 / 神経回路 |
研究開始時の研究の概要 |
精神疾患の発症頻度・発症年齢・重症度・治療経過には個人差が大きいことが知られている。例えば、ストレスを受けたすべての人が精神疾患を発症するわけではなく、むしろ大部分の人には発病抵抗性・回復力(レジリエンス)が備わっていると考えられている。しかし、ストレスレジリエンスの個人差構築のメカニズムは不明である。ストレスフルなイベントがレジリエンス機能低下を引き起こす個体差構築のメカニズム解明は、精神疾患の発症や再発の予防法の確立につながることが期待される。本申請課題では、ストレス脆弱性の個体差構築のメカニズム解明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、遺伝・環境相互作用に起因する精神疾患発症脆弱性の性差構築の分子神経メカニズム解明を目的とした。ストレス脆弱性に関わるエピジェネティクス制御分子のヒストンリジン脱メチル化酵素(KDM5C)に着目し、KDM5Cによるストレス脆弱性の性差構築のメカニズム解明を試みた。本研究により、思春期におけるKDM5Cを介したダイナミックなエピゲノム変容がストレス感受性の性差構築に関与する成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な疾患リスク要因の性差は知られているものの、診断や治療法に対する性差はほとんど考慮されていない。つまり、発症機序・病態生理には性差が存在するものの、治療法は同じであるという矛盾が生じている。特に、ストレス脆弱性の性差構築の分子神経基盤については、これまで実証科学的研究がほとんど行われてこなかった。本研究成果により科学的根拠を提示することができ、個体の機能低下の制御にむけた基盤技術の開発が期待できる。また、将来的にストレス性精神疾患に対する個別医療・性差医療に貢献できる可能性がある。
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