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AGFマウスを用いた、Aire発現樹状細胞の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K23846
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関徳島大学

研究代表者

宮澤 龍一郎  徳島大学, 先端酵素学研究所(次世代), 助教 (70848374)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードAire / 樹状細胞 / カンジダ・アルビカンス / カンジダアルビカンス / AIRE / カンジダ感染
研究開始時の研究の概要

AIRE は自己寛容(self tolerance)の成立機構にかかわる胸腺上皮細胞に発現し、その機能異常によって内分泌臓器を標的とする自己免疫疾患を発症する転写調節因子である。AGF マウスは高感度にAIREの発現を解析可能なレポーターマウスであり、抗体では検出できなかった樹状細胞におけるAIREの発現を検出することができる。ヒトのAIRE欠損症ではカンジダ感染を呈することが知られているが、これまでにそのメカニズムは明らかになっていない。本研究では、このカンジダ感染にAIRE発現樹状細胞が重要な役割をになうと仮説を立てその検証を行う。

研究成果の概要

AIRE欠損患者では、自己免疫疾患の症状に加え口腔カンジダ症を発症するが、その原因は依然不明な点が多い。本研究では免疫系における司令塔である樹状細胞で発現するAIREが、口腔カンジダ症の制御に重要な役割を持つと仮定し、AIRE発現樹状細胞の機能解析を実施した。本研究により、AIRE発現樹状細胞はカンジダ感染症に重要なTh17細胞の誘導を行い、AIRE欠損状態ではその機能の低下傾向を示した。また、胸腺髄質上皮細胞でAIRE依存的に認められる自己抗原は発現せず、AIREは胸腺とは異なる機能を樹状細胞で持つことが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

胸腺髄質上皮細胞で発現するAIREは、免疫システムの根幹である自己・非自己の教育を行う重要な遺伝子であり、その機能の全容解明が求められている。本研究において樹状細胞におけるAIREの機能を示したことは、AIREに関する知見の拡充に繋がると考えられる。更に、AIRE欠損症を始め多くの免疫疾患では、カンジダを始めとする常在細菌への感染が認められるが、AIRE欠損症における口腔カンジダに対する新たな治療に繋がる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] AIRE発現樹状細胞の機能解析2020

    • 著者名/発表者名
      宮田晃志 宮澤龍一郎 松本穣 松本満
    • 学会等名
      日本病理学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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