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革新的なHIV治癒戦略をめざした新規HIV-1感染制御宿主因子の探索同定

研究課題

研究課題/領域番号 19K23860
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

助川 明香  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40844379)

研究期間 (年度) 2020-02-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードHIV-1 / 宿主因子 / 感染制御 / エイズ / HIV / 宿主因子探索 / HIV治癒戦略の開発 / 感染増殖伝播
研究開始時の研究の概要

近年、抗HIV-1療法の飛躍的な進歩により、HIV感染症は治療可能な慢性疾患として認知されつつある。しかしながら、感染者体内からのウイルス完全排除は難しく未だ治癒には至っていない。そこで、HIV-1感染増殖伝播機構に関わる宿主因子の役割をより深く理解し、宿主因子側に着目した新たなエイズ治療戦略が必要不可欠であると考えられる。これまでに、HIV-1感染を制御する様々な宿主側要因が報告されているが、感染増殖伝播機構は未だ不明な点が多い。
そこで本研究では、HIV-1感染増殖伝播を制御する新規宿主側要因を探索同定し、それらの機能解析をおこなうことで、これまでにない新たなHIV治癒法開発を目指す。

研究成果の概要

本研究では、HIV-1感染増殖伝播を制御する新たな宿主側要因を探索同定し、それらの機能解析をおこなうことで、これまでにない新たなHIV治癒法開発に貢献することを目的とした。
まず、HIV-1感染感受性の異なる3種類のTリンパ球細胞の感染感受性差異および各宿主遺伝子の細胞内発現レベル差異の解析結果を基に、29種類の宿主因子をHIV-1感染抑制候補因子として選定した。次に、これら宿主候補因子を特異的かつ安定的発現制御(ノックダウン)細胞を樹立し、HIV-1感染効率の変化の有無を評価した。結果、細胞内発現量の低下に伴い、HIV-1感染効率の上昇が認められるHIV-1抑制候補因子AおよびBを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、国内外を問わずHIV-1感染増殖伝播を制御する宿主因子の探索同定が多数おこなわれ
ており、HIV-1感染制御機構の理解は深まりつつある。しかしながら、未だ不明な点が多く残されており、HIV治癒戦略において大きな障壁となっている。
本研究の様に、HIV-1感染標的Tリンパ球細胞の感染感受性差異に着目した細胞内因子動態の解析では、HIV-1感染必須および感染抑制の両側面から多面的にHIV-1制御因子を同定することが可能であると考えられる。本研究において同定された新規宿主因子は、HIV-1感染制御機構の理解を深めるだけでなく、新たなHIV-1治癒戦略への貢献につながるものと考えられる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] HIV-1転写動態制御に関わる新規低分子化合物の探索2021

    • 著者名/発表者名
      助川明香, 松田幸樹, 北村春樹, 月谷知也, 芳野広起, 小早川拓也, 玉村啓和, 山岡昇司, 前田賢次, 武内寛明
    • 学会等名
      第68回 日本ウイルス学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] HIV-1潜伏感染細胞を再活性化する新規低分子化合物の探索2021

    • 著者名/発表者名
      助川明香, 松田幸樹, 北村春樹, 月谷知也, 芳野広起, 小早川拓也, 玉村啓和, 山岡昇司, 前田賢次, 武内寛明
    • 学会等名
      第35回 日本エイズ学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2023-01-30  

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