研究課題/領域番号 |
19K23867
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
菅野 雄耶 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (90846982)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腎臓 / 糸球体 / 糖尿病 / バイオセンサー / ライブイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、糖尿病性腎症における細胞内代謝の解析を行う。従来の手法、モデル生物ではではライブでの観察が困難であった細胞内代謝を、胚の透明なゼブラフィッシュをモデルシステムとして、ライブイメージングにより観察を進める。さらにその上で、糖尿病を模したゼブラフィッシュを作成し、病態における代謝変化を解析し、糖尿病性腎症の病因を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は平常時及び病気の状態における糸球体ポドサイトの代謝変化のメカニズムを明らかにすることを目的とする。第一歩として細胞培養系に着目した。我々の選んだMDCK細胞は腎臓の表皮細胞の優れたモデルシステムとして知られる。CRISPR/Cas9によるゲノム編集技術を利用して、哺乳類のAjuba関連遺伝子をMDCK細胞においてノックアウトを試みた。関連遺伝子の一つLIMD1を欠損したMDCK細胞株の樹立に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Ajuba関連遺伝子は細胞間のイオン透過の調節に不可欠な接着結合に局在することが報告されている。接着結合は腎臓においても決定的な機能を担うことから、樹立された細胞株は腎臓による体液の恒常性の維持を研究する上で有用なツールとなることが期待される。
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