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ヒト心筋細胞の生存促進制御機構の解明と治療応用に関する研究開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K23950
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

木谷 友哉  京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (30842257)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード心筋細胞 / 多能性幹細胞 / ゲノム編集 / CRISPRスクリーニング / iPS細胞 / ヒト多能性幹細胞 / 細胞死 / CRISPR/Cas9 / ヒト多能性幹細胞由来心筋細胞 / 心筋脂肪 / ヒトiPS細胞
研究開始時の研究の概要

心臓病は全世界的に主要な死因の一つとなっており、新たな治療法の開発が期待されている。心臓を構成している心筋細胞の細胞死は、様々な心臓病の病態の形成に大きな影響を与えているが、心筋細胞の生存を直接増強することで心臓疾患の治療に成功したというヒトでの研究は極めて少ない。本研究ではヒト多能性幹細胞由来心筋細胞と CRISPR/Cas9システムを用いた全ゲノムスケールの遺伝子ノックアウトスクリーニングを行ない、ヒト心筋細胞の生存を促進する遺伝子群を明らかにし、治療標的となりうる分子機構の探索を行うことで、画期的な心臓病の治療薬の開発を目指す。

研究成果の概要

当初の計画に従い誘導性Cas9発現ヒト多能性幹細胞の作出に成功したものの、Cas9を安定して誘導することに難渋したことから、予定を変更し、分化誘導後の心筋細胞にCas9発現レンチウイルスCRISPRライブラリーを導入し、ドキソルビシン処理下での生存促進遺伝子のスクリーニングを実施した。全キナーゼを標的としたノックアウトスクリーニングではこれまで心筋細胞の細胞死との関連が全く報告されていない新規の遺伝子が含まれており、この遺伝子のノックアウトすることでドキソルビシンによる心筋細胞の細胞死が再現をもって減少することが確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではヒト心筋細胞を用いることで、これまでの動物実験などでは不明であった心筋細胞の生存に重要な役割を持つ可能性のある遺伝子を明らかにすることができた。今後本研究の成果を発展することで、新たな心臓病の治療法の開発につながる可能性があると期待している。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] Disease Modeling and Translational Research for Cancer Therapeutics-Related Cardiac Dysfunction using Human Pluripotent Stem Cells2022

    • 著者名/発表者名
      木谷 友哉
    • 学会等名
      国際心臓研究学会日本部会総会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] Cardiovascular Disease Modeling and Translational Research Using Human induced Pluripotent Stem Cells: Opportunity and Challenge2020

    • 著者名/発表者名
      木谷 友哉
    • 学会等名
      2020 International Conference of Korean Society for Molecular and Cellular Biology
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2023-01-30  

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