研究課題/領域番号 |
19K24075
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
山本 健太 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (00636160)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨再生 / 病的破骨細胞誘導抑制 / OCSTAMP / 病的破骨細胞抑制 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、OC-Stamp siRNAを病的骨吸収部位に導入し、OC-stamp発現を特異的に抑制してその効果を解析することで、OC-stamp抑制療法の有用性を検証する。さらに、骨芽細胞移植を併用し、病的骨吸収の抑制と骨形成促進を併用する新規骨再生治療の基盤技術を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
近年、OC-stampは特に病的な破骨細胞誘導に関与している可能性が示唆されており、これを制御することができれば、通常の骨リモデリングを阻害することなく、歯周病や関節リウマチのような骨吸収性疾患に対する治療のターゲットとなりえる。そこで、本研究で標的細胞のOC-stamp発現を抑制し、破骨細胞への分化抑制効果を検討した。その結果、OC-stampの発現抑制を行った群では、TRAP染色やqRT-PCRにて破骨細胞分化を抑制しえることを確認した。しかしながら、本研究手法では、破骨細胞分化抑制効果は限定的であった。今後さらなる検討を必要とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、病的破骨細胞誘導に関与している可能性が示唆されているOC-stampを特異的に抑制することで、副作用の少ない、骨再生療法の基盤開発を目指したものである。本研究の成果より、OC-stampを抑制することで、破骨細胞分化を制御できうる可能性が示唆された。本研究成果は安全で効果的な新規骨再生療法の基盤技術確立の一助となりえ、学術的意義と社会的意義は大きいと考えられる。
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