研究成果の概要 |
歯周病のアルツハイマー病への関与が示唆されている。本研究では、歯周病原菌の一つであるP. gingivalisによる脳の血液脳関門への影響を確認した。本研究は、ヒト脳血管内皮細胞を用いた。血管内皮細胞に対して、P. gingivalisのLipopolysaccharide(LPS)を1.0 ug/mlの濃度で添加し24時間血管内皮専用培地にて培養を行った。タイトジャンクションの構成に関わる遺伝子(Claudin-1,3,5,12,Occludin,ZO-1,VE-cadherin)の発現変化を確認した。その結果、Claudin-5において発現低下が確認された。
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