研究課題/領域番号 |
19K24079
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
長谷川 実華子 (寺島実華子) 昭和大学, 歯学部, 助教 (00849408)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ポリリン酸 / LPS / 炎症性サイトカイン / 抗炎症作用 / 歯周炎 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
リポ多糖(LPS)は、敗血症ショックなどの病態や歯周炎の発症に関与しており、医科領域と歯科領域に共通の重要な標的である。 申請者らは、敗血症モデルマウスにおいて無機ポリリン酸(polyP)が、TNFα-JNK/p38経路を調節することでマクロファージの臓器への動員を阻害し、cox-2を抑制することで抗炎症作用を示し、LPSによって引き起こされる多臓器機能不全および致死性から保護することを明らかにした。 本研究では、歯周炎に対してpolyPの抗炎症作用を応用し、歯周疾患治療法の研究基盤を構築することにより、国民の口腔の健康と患者のQOL向上の一助となると期待できる。
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研究成果の概要 |
臨床敗血症を正確に反映する盲腸結紮穿刺(CLP)腹膜炎のマウスモデルにおけるpolyP150の効果を調査したところ、polyP150による治療がCLP腹膜炎のマウスモデルの生存率を有意に改善することを示した。また、polyP150はCLPを介した肺血管透過性の増加を抑制し、ヒト血管内皮細胞であるHMEC-1細胞におけるpolyP150の前処理は、腫瘍壊死因子-αが誘導する単球性THP-1細胞接着および細胞間接着分子1/CD54遺伝子発現の阻害を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リポ多糖(LPS)は、敗血症ショックなどの病態や歯周炎の発症に関与しており、医科領域と歯科領域に共通の重要な標的である。 本研究の結果は、polyP150が細胞接着分子の発現と血管内皮における白血球の蓄積を阻害し、それによって血管透過性の増加を抑制することにより、致命的な敗血症を改善することを示唆している。
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