研究課題/領域番号 |
19K24084
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
庄原 健太 東北大学, 大学病院, 医員 (50845906)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インプラント / オッセオインテグレーション / 歯学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,LIPUSとLMHF loadingの骨形成活性効果のインプラント治療への応用へ向け,ウサギ脛骨モデルを用いて両刺激の有効性の確認,刺激条件や影響の比較,さらには併用効果についてさらなる詳細な検討を行う.また,当該モデルでは歯科インプラントが適用できるため,共振周波数解析装置を用いたオッセオインテグレーション進行状態の経時的な評価が可能となり,LIPUSおよびLMHF loadingとインプラント周囲骨反応に関するメカニズムを解明する新たな知見を得ることが可能となる.
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研究成果の概要 |
本研究では,低出力超音波パルス(LIPUS)と低強度高周波振動刺激(LMHF loading)の骨形成活性効果のインプラント治療への応用へ向け,ラット脛骨モデルを用いてLIPUSとLMHF loadingの有効性の確認,刺激条件や影響の比較,さらには併用効果についてさらなる詳細な検討を行い,LIPUSおよびLMHF loadingとインプラント周囲骨反応に関するメカニズムを解明する新たな知見を得る. 本研究結果からLIPUSとLMHF loadingを併用することで,それぞれが有するインプラント周囲の骨形成活性効果をより促進する可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日の患者層の高齢化により骨質・量が不十分な患者,また骨粗鬆症や糖尿病などの患者では,インプラント治療の成功率が著しく低下する.このような骨質・量や骨治癒の低下した患者に対し,薬物療法(副作用や高額などの問題)に代わる治療法が求められている.本研究は,医科,特に整形外科領域で注目されているLIPUSや LMHF loading等の物理的手法の骨形成活性効果をオッセオインテグレーションおよび周囲骨の治癒に応用しようとするものであり,この手法は薬物療法に代わる補助療法や骨造成後の骨治癒促進療法など,インプラント治療のさらなる発展へと繋がり得るものである.
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