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プロテインキナーゼC阻害剤 を用いた新規骨再生医療技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K24118
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

松岡 秀  大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (60845957)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード再生医学 / 歯学
研究開始時の研究の概要

近年,骨再生に関わる生理活性物質に着目した研究開発が活発に行われている。申請者らはこれまでに,独自のスクリーニングシステムにより,骨芽細胞分化を促進する生理活性物質として, Protein Kinase C(PKC) inhibitorであるiso-H-7を検出した。PKCに関して, どのように骨芽細胞分化および生体内での骨形成に影響を及ぼしているかは未だ明らかになっていない。
本研究の目的は,PKC inhibitorであるiso-H-7を用いて,骨芽細胞分化ならびに生体内における骨形成に及ぼす影響を検討し,PKCが骨再生治療の新たな標的分子となる可能性を探索することである。

研究成果の概要

PKC inhibitorであるiso-H-7は,骨芽細胞特異的遺伝子(Osterix,Osteocalcin,BSP)の発現を有意に促進していることが明らかになり, Alizarin Red染色によって細胞外基質の石灰化を有意に促進していることが明らかとなった.また,Western Blotting解析により,iso-H-7はPKCα,PKCβIの発現を抑制していることが明らかとなった.
また,ラットの頭蓋骨骨欠損部において,H-E染色の結果,control群に対して,iso-H-7群で著名な新生骨の形成が認められた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,骨芽細胞文化および骨組織再生への関与について報告の少ないPKCの生理学的作用を,薬物的観点からアプローチすることで解析し,PKCアイソザイムが新たな骨再生治療の標的分子となり得るかを探索することを目的としている.また,すでにある程度の薬理活性が知られている化合物をプローブとして,生体内での骨形成促進作用を解明することで,細胞内,生体内における作用機序の解明に利用可能なため,これまでの常識を覆す知見が得られることが期待されると考えている.

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2024-01-30  

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