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チーム医療による生活指導効果のビッグデータ解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K24163
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

小倉 央行  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (50846269)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード健康寿命 / 腎機能 / eGFR / 慢性腎不全 / 医療経済 / レセプトデータ / 慢性腎臓病 / 生活習慣病 / ビッグデータ / 生活指導 / 診療報酬 / チーム医療
研究開始時の研究の概要

金沢大学大学院腎臓内科学と東京大学院医学系研究科医療経済政策学講座が共同し、東京大学が保有する「医療経済ビッグデータTheBD」という診療報酬明細書のビッグデータを用いて、「糖尿病透析予防指導管理料」に基づき、医師・看護師及び保健師・管理栄養士等から構成される医療チームにより生活指導を実施した場合の糖尿病性腎症患者の透析導入及び心血管イベントに対する有効性についてデータ解析を行う。

研究成果の概要

本研究は当初、糖尿病成人症に対するチーム医療による生活指導効果の解析を行う方針であったが、仮説検証を行うのに十分なデータがえられることに時間がかかり、仮説を変更した。国民健康保険データ(KDB)を用いて、腎機能と健康寿命との関連について解析を行う方針とした。解析対象はKDBに登録された成人とし、推定糸球体濾過率(eGFR)により5群に分けて解析した。主要評価項目は介護度≧2又は死亡とした。5,592人が解析対象となった。リスクハザード比は、eGFR 60~75群と比較し、eGFR 45~90群で1.86、eGFR ≧90群で1.60であり、eGFRの高低が健康寿命と関連することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界的に人口の高齢化により慢性腎臓病(CKD)の罹患率が増加している。CKDは脳血管疾患、心臓病、認知症などの重篤な疾患と関連している。本研究結果から、推定糸球体濾過率(eGFR)が低い或いは高いことは不健康な状態になるリスクの増加と相関し、医療費および介護費の増加とも関連していた。したがって、CKDの管理は健康寿命の喪失を防ぎ、経済的負担を軽減するために重要であることが示唆された。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] KDBを用いた健康寿命および医療・介護費と腎機能との関連2023

    • 著者名/発表者名
      小倉 央行
    • 学会等名
      第66回日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] KDBを用いた健康寿命および医療・介護費と腎機能との関連2023

    • 著者名/発表者名
      小倉 央行
    • 学会等名
      第66回日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 国保データベースを用いた腎機能からみる健康寿命のリスク解析2022

    • 著者名/発表者名
      小倉 央行
    • 学会等名
      第65回日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2025-01-30  

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