研究課題/領域番号 |
19K24167
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
古川 翔太 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任助教 (90849093)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 出血 / 組織低酸素 / ミトコンドリア呼吸 / 出血性ショック / ミトコンドリア / 細胞外フラックスアナライザー / 血液凝固線溶系 / 局所循環障害 / 血液凝固障害 |
研究開始時の研究の概要 |
出血が引き起こす合併症のひとつに血液凝固障害があり、凝固系と線溶系の過剰な亢進や抑制が問題となる。特に、出血による循環不全が引き起こす組織低酸素状態は、線溶系を亢進させるとされている。しかし、出血様式の違いによる各組織・臓器の循環不全の差異やそれにより凝固系・線容系が受ける影響についてはこれまでにほとんど報告されていない。 本研究では出血性ショックモデルラットを用いて、出血様式の違い(動脈性出血・静脈性出血)が血液凝固に及ぼす影響の評価、及び出血様式の違いによる局所循環障害の影響の評価を行う。そして、血液凝固障害と局所循環障害との関連を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
出血様式(動脈性出血または静脈性出血)の違いがラット臓器のミトコンドリア呼吸に与える影響について検討した。雄性Sprague-Dawley ラット(300-339 g)を対照群、動脈出血群、静脈出血群の3群に分けた。総出血量はどちらの出血群においても全身血液量(56 mL/kg)の50% とした。動脈出血群及び静脈出血群では血圧低下がみられたが、動脈性出血と静脈性出血で差は認められなかった。動脈性出血では心臓ミトコンドリア呼吸の予備呼吸能が低下した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は出血による各臓器のミトコンドリア機能への影響の解明に繋がる可能性がある。
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