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白血球DNAメチル化を標的としたNAFLDの発症予測マーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K24172
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関香川県立保健医療大学

研究代表者

山崎 未来  香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教 (10778096)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードDNAメチル化 / NAFLD / 脂肪肝 / TXNIP / NAFLD / DNAメチル化 / バイオマーカー
研究開始時の研究の概要

健康の維持は高齢社会を迎える我が国にとって重要な課題である。適切な対策と介入により発症を遅らせるためには、発症前に発症予測・診断するためのバイオマーカーの探索が必須である。本研究では先進国において急増している非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) の発症予測マーカーの開発のための基礎的検討を行う。疾患発症に重要な役割を果たすとされるDNAメチル化異常に着目し、住民検診受診者を対象とした前向きコホート研究により、脂質代謝関連遺伝子の白血球DNAメチル化異常とNAFLD発症との関連を明らかにする。

研究成果の概要

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の新しいバイオマーカー開発のための基礎的検討として、住民検診受診者を対象に白血球DNAメチル化率を測定し、脂肪肝との関連を解析した。本研究ではHIF3A、TXNIP、SOCSの3種類の遺伝子のメチル化率を測定し、脂肪肝との関連を解析した。その結果、脂肪肝が認められなかった者と比較して脂肪肝が認められた者ではTXNIP遺伝子メチル化率が低値を示した。さらに脂肪肝を重症度別に分けて解析したところ、TXNIP遺伝子メチル化率は重度脂肪肝との関連を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年先進国においてNAFLDが急増しており、国内においても1000 万人以上に達すると推定されている。NAFLDは肝硬変・肝がんに進展するだけではなく、生活習慣病の発症・発展にも関わってため、早期発見が重要課題となっている。DNAメチル化は後天的に遺伝子発現を制御するエピジェネティクス機構の一つであり、疾患の発症・発展に寄与するとされている。疫学研究によりNAFLDとDNAメチル化との関連についてエビデンスを構築することは、DNAメチル化を利用した新たな検査法の開発に貢献することが期待できる。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 住民健診受診者を対象とした喫煙習慣とSOCS-3遺伝子の白血球DNAメチル化率との関連2021

    • 著者名/発表者名
      坪井良樹、山田宏哉、宗綱栄二、藤井亮輔、山崎未来、安藤嘉崇、水野元貴、前田圭介、服部裕次、石原裕也、大橋鉱二、石川浩章、橋本修二、浜島信之、鈴木康司
    • 学会等名
      第31回日本疫学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 一般住民を対象とした縮小ランク回帰による食事パターンとABCA1遺伝子のDNAメチル化率との関連2021

    • 著者名/発表者名
      藤井亮輔、山田宏哉、安藤嘉崇、山崎未来、宗綱栄二、水野元貴、前田圭介、坪井良樹、石原裕也、服部裕次、大橋鉱二、石川浩章、今枝奈保美、後藤千穂、橋本修二、若井建志、浜島信之、鈴木康司
    • 学会等名
      第31回日本疫学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 一般住民を対象としたABCA1遺伝子のメチル化関連SNPおよびn-3多価不飽和脂肪酸摂取量とHDLコレステロールとの関連2020

    • 著者名/発表者名
      藤井亮輔、山田宏哉、安藤嘉崇、山崎未来、宗綱栄二、水野元貴、大橋鉱二、石川浩章、前田圭介、萩原千晴、橋本修二、鈴木康司
    • 学会等名
      第30回日本疫学学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 住民健診受診者における飲酒習慣と白血球中TXNIP遺伝子のDNAメチル化率との関連2020

    • 著者名/発表者名
      前田圭介、山田宏哉、宗綱栄二、山崎未来、安藤嘉崇、水野元貴、 大橋鉱二、石川浩章、藤井亮輔、坪井良樹、萩原千晴、 橋本修二、浜島信之、鈴木康司
    • 学会等名
      第30回日本疫学学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 一般住民を対象とした脂質クオリティとABCA1遺伝子 DNA メチル化率との関連2020

    • 著者名/発表者名
      藤井亮輔、山田宏哉、宗綱栄二、山崎未来、安藤嘉崇、水野元貴、大橋鉱二、石川浩章、前田圭介、萩原千晴、橋本修二、鈴木康司
    • 学会等名
      第90回日本衛生学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 末梢血におけるHypoxia-inducible factor 3A遺伝子のDNAメチル化率と肥満指標との関連2020

    • 著者名/発表者名
      水野元貴、山田宏哉、宗綱栄二、山崎未来、安藤嘉崇、藤井亮輔、勅使川原篤志、石川浩章、市野直浩、大橋鉱二、鈴木康司
    • 学会等名
      第67回日本臨床検査医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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