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女子大学生を対象とした貧血予防管理システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K24180
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関藤田医科大学

研究代表者

梅村 まり子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 助手 (30848651)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード貧血 / 思春期 / プレコンセプショナルケア / ヘモグロビン / 経皮的 / 非侵襲的 / 女子大学生 / 食事摂取量 / 大学生 / 女性 / 食行動 / 栄養指導 / 非侵襲
研究開始時の研究の概要

妊娠可能時期(15-49歳)の日本女性の約30%が貧血者である。また、受胎時に貧血のある妊婦が多く、その結果として胎児発育不全のリスクを高めている。そこで、妊娠前の時期にある女子大学生の貧血予防の援助として非侵襲的ヘモグロビン測定機器Pronto-7(マシモジャパン社)に着目した。先行研究ではこの機器の継続測定による妊娠貧血の予防効果を実証した。
本研究では(1)女子大学生の性周期を考慮した血液濃度の相対拡散反射スペクトルを明確にして信頼性を高め、(2)Pronto-7を使用して、在学中に継続的な自己測定を行い、食生活の変化をもたらすことにより貧血予防行動を促す援助を行うことを目的とする。

研究成果の概要

血液ヘモグロビン値の相対拡散反射スペクトルにおける760nm波長のピーク有無に関係なく、血液と経皮的ヘモグロビン値に相関があった。これより、経皮的ヘモグロビン値は血液ヘモグロビン値の代替となることが示唆された。
女子大学生を対象に経皮的ヘモグロビン値を1ヶ月に1回測定することにより、2ヶ月後には経皮的ヘモグロビン値が貧血基準値12.0g/dL未満の学生は改善がみられた。これより、非侵襲的/経皮的ヘモグロビン値の定期的な測定は女子大学生の貧血改善に効果的であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では定期的な経皮的ヘモグロビン値測定による女子大学生の貧血改善に効果的であった。これより、非侵襲的で特別な技術を必要とせずに頻回に測定が可能な経皮的ヘモグロビン値を大学内で定期的に測定するシステムを構築することにより女子大学生の貧血改善に貢献できることが示唆され、その意義は大きい。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] プレコンセプションケアにむけてー貧血の予防・改善のための非侵襲的ヘモグロビン測定機器の信頼性の検討2021

    • 著者名/発表者名
      清水三紀子、鈴木紀子、岩瀨敬佑、金瓊愛、杉浦将人、梅村まり子、田中朋子、藤原郁、三吉友美子
    • 学会等名
      第41回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Effectiveness of interventions for improving maternal anemia in pregnancy : umbrella review2020

    • 著者名/発表者名
      M.. Shimizu, N.. Suzuki, Q.. Jin, N.. Yamamoto, H.. Ito, N.. Hiramatsu, K.. Iwase, H.. Tsuzuki, and M.. Umemura
    • 学会等名
      23th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2024-01-30  

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