研究課題/領域番号 |
19K24203
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
米山 真理 富山県立大学, 看護学部, 助教 (60846161)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | レビー小体型認知症 / 看護実践 / 多職種連携 / 在宅医療 |
研究開始時の研究の概要 |
レビー小体型認知症は幻視や自律神経障害など様々な症状を呈し,認知症に伴う行動心理症状も様々である。保健医療福祉の専門職者には,包括的な在宅支援が求められているが,未だその支援は手探りであり多職種間での連携も不十分である。そこで本研究は,多職種連携の要である看護師に焦点を当て,在宅医療でのレビー小体型認知症支援に対する看護師の思考と実践内容,および多職種連携における課題を質的帰納的分析により明らかにする。これらによって,地域包括ケアを見据えたレビー小体型認知症の人や家族にとってのより良い在宅医療支援の示唆を得る。
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研究成果の概要 |
レビー小体型認知症は幻視などの様々な症状が出現し,認知症に伴う行動心理症状も様々である。保健医療福祉の専門職者には,包括的な在宅支援が求められている。そこで,多職種連携を担う看護師の思考と実践内容,および多職種連携における課題を質的帰納的分析により明らかにした。その結果,地域包括ケアを見据えた,レビー小体型認知症の人や家族にとってのより良い在宅医療支援の示唆を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レビー小体型認知症は2017年に診断基準が改定され,その全体像の把握には時間を要する認知症である。また,レビー小体型認知症に関する非薬物的な看護に関する研究は事例研究が多くを占めている。このような中で体系的に調査した本研究の結果は,幻視に対する予防的な視点および,苦痛を取り除くといった6事例に共通する看護実践だけでなく,レビー小体型認知症の人の語りを残すといった個別的な看護実践も明らかにした。これらの結果を他の事例にも当てはめることで,レビー小体型認知症の人および家族を支える看護支援に寄与するものと考える。
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