研究課題/領域番号 |
19K24205
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
寺井 梨恵子 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (90457888)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 転倒リスク / 動作観察 / 看護師 / 理学療法士 / 看護学生 / パフォーマンス評価 / 計量テキスト分析 / 臨床判断 / 転倒予防 / 歩行観察 / 見守り介助 / 臨床判断能力 / 歩行 / 観察 / 視覚情報 / オンデマンド型 / 動作観察能力 / 視線解析 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
1. 教育プログラムの開発、妥当性・実行性について検討:文献検討、教育プログラムの作成、所属機関の倫理審査申請。 2. 看護師・看護学生の教育プログラム前後における眼球運動と臨床判断の変化について比較。 1)介入群:教育プログラム前の測定(眼球運動の測定およびインタビュー)、教育プログラムの実施、プログラム実施直後の測定、教育プログラム実施後(3か月後)の測定(眼球運動の測定およびインタビュー) 2)対象群:介入群と同じ提示課題(動画)観察中の測定(眼球運動の測定およびインタビュー)、3か月後に再度介入群と同じ提示課題(動画)観察中の測定(眼球運動の測定およびインタビュー)
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、患者の動作観察から転倒リスクを判断する時の看護師・看護学生・理学療法士の視点の特徴を明らかにすることである。看護師・看護学生・理学療法士を対象に半構造化面接を行った。患者の動作観察から転倒リスクを判断する時の視点として、307コード、20サブカテゴリ、8カテゴリが抽出された。また、Timed up and Go Testの観察については、計量テキスト分析(KH Coder3. Beta.03i)を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、患者の動作観察から転倒リスクを判断する時、看護師は専門性を活かし、統一した指標の使用、歩行動作以外の観点からの情報収集等を行っていることが明らかになった。TUG観察では、看護師の特徴語として「見守り」「確認」等があり、理学療法士の特徴語として「歩幅」「歩隔」「筋力」があった。理学療法士は動作を細かく観察しているが、この視点は看護師に不足していると考えられ、患者の初回歩行時や歩行自立度の判定時に、看護師も動作を細かく観察する視点を取り入れることで、より歩行時の見守りや自立の判断を決定する際に安全の質が高まることが期待される。
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