研究課題/領域番号 |
19K24206
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
梅津 千香子 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (20726450)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患 / 終末期 / 訪問看護師 / 緩和ケア / 訪問看護 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、北陸地方の機能強化型訪問看護事業所に勤務する訪問看護師を対象に半構造化面接を実施する。グラウンデッド・セオリー・アプローチ(Strauss & Corbin, 1990/1999)を用いて、COPDと診断されて訪問看護を利用していた人の終末期における看護の経験の語りから、COPD患者の終末期における訪問看護師の支援モデルを構築する。終末期に生じる苦痛の緩和をはかりながら、暮らし慣れた環境で療養すること、QOLの維持に向けた具体的な看護支援を提供できるようにするとともに、全ての在宅療養者とその家族が一定の水準の支援を受けられる訪問看護師の実践に向けた理論的枠組みを提示する。
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研究成果の概要 |
本研究は、機能強化型訪問看護事業所に勤務する訪問看護師を対象に半構造化面接を実施し、グラウンデッド・セオリー・アプローチ(Strauss & Corbin,1990/1999)を用いて、COPDと診断されて訪問看護を利用していた人の終末期における看護の経験の語りから、COPD患者の終末期における訪問看護師の支援モデルを構築する。これにより、終末期に生じる苦痛の緩和をはかりながら、暮らし慣れた環境で療養すること、QOLの維持に向けた具体的な看護支援を提供できるようにするとともに、全ての在宅療養者とその家族が一定の水準の支援を受けられる訪問看護師の実践に向けた理論的枠組みを提示する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、COPD療養者の呼吸困難の程度によって、異なる訪問看護師の支援の様相が明らかとなった。呼吸困難の緩和には呼吸理学療法が有効(Vermylen, J. H. et al., 2015)と考えられているが、在宅でのCOPD療養者に対する呼吸理学療法の実施状況は明らかにされていない。訪問看護事業所から看護目的での理学療法士の訪問は認められているが、実態として訪問リハビリテーションとの差別化が曖昧である。COPD療養者の終末期の呼吸困難を緩和するために呼吸理学療法は重要なケアとなる。このため、在宅におけるCOPD療養者に対する呼吸理学療法の実態についての研究が望まれる。
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