研究課題/領域番号 |
19K24207
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
篠原 真咲 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (30846366)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 車いす / シーティング / 在宅 / 知識 / 意識 / 職種別 / 意識と知識 / 専門職 / 臨床看護学 / 褥瘡 |
研究開始時の研究の概要 |
車いすを利用する療養者は、長時間座位で過ごすことが多い。体格や体型に合った椅子に座ることは、正しい姿勢を保持でき、褥瘡や側弯症等の二次障害の予防が可能となるとともに、生活の質が上がる。車いすやクッション等を用いて車いす療養者に合わせて最適な座位姿勢にすることを「シーティング」という。在宅療養を支える多職種が正しい知識を持ち、生活の質を上げるために看護師が教育や実践等の介入を実施しながら「シーティング」を多職種に広めていくことで、医療者だけでなく車いす療養者双方の意識の変化を検証する研究である。
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研究成果の概要 |
医療職・介護福祉職のシーティングに対する知識と意識を明らかにすることを目的にアンケートを実施した。シーティングという言葉を知っていると回答した人は、約3割であったことから、医療職・介護福祉職共に認識が低いことが明らかとなった。シーティングの知識と意識について医療職と介護福祉職を比較した結果有意な差が認められた。そのため、知識や技術の向上を図るための教育を職種別に強化することが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
車いすを使用している人や、座っている時間が身体に与える影響は、姿勢保持や意欲、食事等の日常生活にも大きく影響を与る。この正しい姿勢を保持できるようにすることをシーティングという。医療職・介護福祉職のシーティングに対する知識や意識を明らかにすることで医療職・介護福祉職への教育の普及につなげる。さらに、シーティングに必要な教育プログラム作成の基礎資料として、今後職種別教育プログラムを開発して教育活動を通じてシーティングの普及に繋げていく。高齢化に伴い今後ますます増加が見込まれる車いす利用者の増加、褥瘡等の二次障害の予防により、健康寿命を延伸していくことを目指す。
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