研究課題/領域番号 |
19K24208
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
竹中 英利子 高知県立大学, 看護学部, 助教 (20849814)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 外来看護 / 慢性疾患 / 外来看護師 / アセスメント / アセスメント能力 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
入院期間が短縮され、外来通院で治療を続ける患者が増加している中、外来看護師には、優先的に看護介入を必要とする患者を見極めるアセスメント能力が必要とされる。そこで、外来看護師にインタビューを行い、優先度の高い患者を見極めるため、どのような情報をどのようにアセスメントしているのか、そのために必要な知識や技術は何かを明らかにする。その結果をもとに、アセスメント能力を育成するための教育プログラムを開発する。 看護師のアセスメント能力が向上することで、患者はタイムリーに必要な看護を受けることができ、病状だけでなく、心理社会的に安定した状態で、生活することが可能になる。
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研究実績の概要 |
本研究では、外来看護師が、慢性疾患で通院する多数の患者の中から、看護介入の必要性が高い患者を捉え、優先的に看護介入を行うための判断能力を育成するための教育プログラムの開発を行った。 まず、外来看護師が慢性疾患で通院する多数の患者の中から、看護介入の必要性の高い患者を捉えるために、どのようなアセスメントしているのか、そのために必要であった知識、技術はどのようなものであったかを明らかにした。結果、アセスメントとして、「経過から患者の変化を予測する」「生活者である患者と家族の自宅での療養生活を想像する」「生活と病状を関連づける」など13のカテゴリーが明らかになった。また、アセスメントに必要な知識、技術として、担当する外来で対応する疾患や高齢者に関する知識だけでなく、「周囲の専門職種の介入を自分自身の看護に取り入れる力」や「自分自身の看護を振り返り今後につなげる力」など13のカテゴリーが明らかになった。 これらの結果から、教育プログラムとして、実際の事例をもとに自分のアセスメントや看護を振り返り、他者からの意見を参考にしながら、よりよい介入のタイミングや方法を検討するケア検討会を行う教育プログラムを作成した。
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