研究課題/領域番号 |
19K24212
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
新田 美里 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (20850655)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 放課後等デイサービス / 医療的ケア児 / 小児在宅ケア / 看護 / 看護師配置 / 事業所管理 / 医療連携 / 医療 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、医療的ケア児の重要な受け皿である放課後等デイサービス事業所の安全性向上に向けた環境整備が急務である。放課後等デイサービスは,多様な事業母体で運営されており,小規模事業所が多い一方、必要な医療的ケアは多岐に渡ることが報告されており、医療機関との連携などの多くの課題を抱えていることが予測される。 そこでA県B市にある約300か所の放課後等デイサービス事業所全数を対象に医療的ケア児の受け入れ環境の現状と課題を質問紙調査にて明らかにし、医療的ケア児を安全に受け入れるための具体的な方策を検討する基礎資料とする。
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研究成果の概要 |
放課後等デイサービスにおける医療的ケア児受け入れの現状と課題を明らかにすることを目的に,B市の事業所管理者を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した.本調査により,事業所における危機管理の現状や医療的ケア児を受け入れている事業所の管理体制及び,感染・医療安全対策に看護師が寄与していることが明らかとなった. 看護師の確保は依然として課題であり,看護師への支援や確保策の検討の必要性が示唆された.医療的ケア児受け入れの有無に関わらず,事業所の危機管理に不安を覚え,外部の医療専門職への相談のニーズがあり,地域全体での相談・支援体制の必要性が明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年増加傾向にある医療的ケア児を受け入れる事業所の1つである放課後等デイサービス事業所における危機管理の現状や課題,医療的ケア児を受け入れている事業所の管理体制及び,感染・医療安全対策に看護師が寄与していることを明らかにすることができた.また,外部の医療専門職への相談・連携のニーズ等を踏まえた,地域全体での相談・支援体制の必要性や,看護師への支援の必要性も明らかとなった.本研究の結果は,今後,放課後等デイサービスでの医療的ケア児の安全な受け入れ体制について,現状を踏まえてより一層整備するための方策の一助とできると考える.
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