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重い障害を持つ子どもと死別した高齢介護者のレジリエンスの様相

研究課題

研究課題/領域番号 19K24214
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関宝塚大学 (2020-2022)
千里金蘭大学 (2019)

研究代表者

浅井 直子  宝塚大学, 看護学部, 助教 (30841093)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード高齢者 / レジリエンス / 重症心身障害児(者) / 悲嘆 / ソーシャルサポート / 重症心身障害児 / 家族 / 強み / 重症心身障害
研究開始時の研究の概要

重症心身障害児(者)の高齢介護者は子どもの死別後社会との繋がりを失うことで、ソーシャルサポートを十分に受けられない現状があり、病的悲嘆へ移行するケースもある。しかし、そのような状況においても悲嘆の過程を乗り越え意欲的に社会貢献を行う高齢介護者もいる。
重い障害を持つ子どもの母親のレジリエンスについての研究はなされているが、子どもと死別した高齢者介護者のレジリエンスについての報告はなされていない。重い障害を持つ子どもの死後、意欲的に社会貢献に至るまでの過程と、その過程に影響する要因を明らかにすることで、重い障害を持つ子どもを亡くした高齢介護者への支援について示唆を得ることが出来ると考える。

研究成果の概要

研究参加者は【度重なる悲観的な感情との奮闘】する状況があった.しかし,研究参加者は【ポジティブマインドセット】に物事をとらえ,【両輪で走る同志】に支えられ【子供への思い】をばねにして,【自己の成長と満足】を感じ【多岐にわたる取り組みへの展開】【コミュニティへの参加から波及する社会貢献】へと変化していた.
レジリエンスに影響する要因としては、先行研究と同じく、資質的なレジリエンスとされるポジティブ思考を備え、獲得的なレジリエンスである周囲と関係を持ち、問題解決の意思を持ち行動していた。またコミュニティーへの参加にて社会と関係を持ち、個人の成長だけでなく他者にもその影響が波及していた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

度重なる逆境においても、ポジティブな思考をベースに、後天的に獲得されるレジリエンスを活かして社会貢献に至る経過が明らかとなった。そのきっかけはコミュニティーへの参加であり、個人の成長のみならず、その影響が波及し周囲の個人の成長も促す要因が見受けられた。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2024-01-30  

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