研究課題/領域番号 |
19K24215
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 宝塚大学 (2023) 関西医療大学 (2022) 大手前大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
卯川 久美 宝塚大学, 看護学部, 教授 (40847266)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 新人看護師 / 組織社会化 / プロアクティブ行動 / 看護実践能力 / 組織社会社会化 |
研究開始時の研究の概要 |
プロアクティブ行動とは、組織に入職した個人が組織への適応をめざしてとる積極的な学習行動である。多重指標モデルを用いて検討した結果、新人看護師が組織社会化ので発揮するプロアクティブ行動は職場適応に影響を与えることを証明した。 しかし、新人看護師が組織社会化で発揮するプロアクティブ行動として、先行研究にはなかった【看護技術習熟行動】が抽出できたことから、新人看護師の職場適応にとって、看護実践能力を獲得することが重要な課題であることが明らかになった。そこで、本研究では新人看護師の組織社会化におけるプロアクティブ行動と看護実践能力との関連を明らかにする。
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研究成果の概要 |
新人看護師の組織社会化におけるプロアクティブ行動と看護実践能力との関連を明らかにした。調査期間は2020年1月~3月。66施設の新人看護師1,363名に調査票を配布し、278名を分析対象とした。調査内容は、1)新人看護師の組織社会化によるプロアクティブ行動尺度、2)看護実践能力自己評価尺度の達成の程度。モデルの適合度は、GFI=0.968、AGFI=0.936、CFI=0.985、RMSEA=0.060であった。多重指標モデルでは、プロアクティブ行動からCNCSSへのパス係数は0.54、決定係数は0.29を示した。プロアクティブ行動は、看護実践能力に比較的強い影響を与えることが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織社会化のなかで発揮するプロアクティブ行動とは、組織に入職した個人が組織への適応をめざしてとる積極的な学習行動である。新人看護師が組織社会化のなかで発揮するプロアクティブ行動は職場適応に影響を与えることが明らかになっている。新人看護師の組織社会化におけるプロアクティブ行動と看護実践能力との関連を明らかにすることは、新人看護師の職場適応を促進するための基礎資料となる。
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