研究課題/領域番号 |
19K24216
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 令和健康科学大学 (2022) 福岡大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
大村 由紀美 令和健康科学大学, 看護学部, 講師 (30382443)
|
研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | コンピテンシー / リフレクション / 看護継続教育者 / web学習 / Web学習 / 看護継続教育 / プログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
看護職の教育を担う継続教育担当者に必要なコンピテンシー(能力)は明確ではなく、海外に比べ教育が整っておらず、専門的教育を受ける機会が少ない。コンピテンシーの獲得には、知識の習得と実践の体験をreflecton(内省)しながら学習することが有効と考える。 本研究では、①新任の継続教育担当者に必要なコンピテンシーと②学習ニーズを明らかにし、③コンピテンシーを高めるためのSelf-reflection(自己内省)の仕組みを取り入れたWeb学習プログラムの作成を目指す。 Web学習により教育学的知識や学習内容が提示され、いつでもどこでも繰り返しの学習ができ、能力開発や教育体制の整備につながる。
|
研究成果の概要 |
本研究では、新任の看護継続教育担当者のコンピテンシーを高めるために、看護継続教育担当者に必要な基本的知識の習得に加え、自己の経験のリフレクションを支援するWeb学習プログラムを作成した。 全国調査により、新任の看護継続教育者の学習ニーズとコンピテンシーを明らかにし、コンピテンシー評価尺度を作成した。 プログラムは、学習ニーズや文献、求められるコンピテンシーをもとに、Web学習で習得可能な教育学的知識やコミュニケーションスキルを中心に検討した。最終的に専門家と内容妥当性を検討し6つのコンテンツから構成されるプログラムとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療機関に従事する看護継続教育担当者のコンピテンシーはこれまで明確になっておらず、コンピテンシーを評価する尺度やコンピテンシーを基盤とした学習プログラムの開発はされていない。本研究で、新任の看護継続教育担当者のコンピテンシーを評価する尺度を開発し、新任者に焦点を当てたWeb学習プログラムを作成したことで、全国の新任看護継続教育担当者にとって、場所を問わず自己学習できる機会が提供できる。看護継続教育担当者の教育を充実させることで、看護職員全体の教育に還元され、ひいては看護の質向上につながることが期待される。
|