研究課題/領域番号 |
19K24232
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
吉田 智 横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (00846884)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 周麻酔期 / 看護 / アイトラッカー / 周麻酔期看護師 / 注視点推移 / ヒートマップ / ゲインズプロット / バーチャルリアリティ / 360度VR動画 / ゲインプロット / 疑似的術中モニター画像 / 疑似的手術室内360度視野映像 / 疑似体験学習 |
研究開始時の研究の概要 |
より効率的かつ安全で質の高い医療を実現するため、麻酔科医と円滑に連携できる高度な技術を有する周麻酔期看護師の養成が急務である。しかし、養成環境は十分とはいえず、技術習得には限られた環境下での実務経験に依存している。 近年、様々な分野でバーチャルリアリティ(VR)動画による疑似体験が新たな教育方法として注目されている。本研究では①術中の看護師の注視点を視線計測機により数量化し、漠然としていた思考の動きを明確化し、②360度VR動画を用いた疑似体験と従来の教育手法を比較して、その理解度への影響を評価、周麻酔期における360度VR動画教育の適正化と新たな教育手法としての可能性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、医療機関で働く麻酔科周囲看護師の注視点停留時間と注視点推移から、行動の起点となる思考過程をアイトラッカーで推察することである。バイタルモニターから得られる情報は多く、患者さんの状態を把握することが重要です。臨床試験の前段階として、擬似的に作成したバイタルサインを視聴し、注視点の変化を測定しました。その結果、バイタルサインに映し出された各項目の注視時間には、業務経験の影響がないことがわかりました。つまり、専門教育によって麻酔科周囲看護師の観察能力が一定化することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、注視点停留時間および注視点推移から、バイタルサインを観察する周麻酔期看護師の能力に差がないことが示唆された。思考プロセスを推測するには至らなかったが、今後、効果的な教育プログラムを検討、構築するための基礎となることが期待される。
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