研究課題/領域番号 |
19K24244
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 別府大学 |
研究代表者 |
加藤 礼識 別府大学, 食物栄養科学部, 講師 (60847565)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 野性鳥獣由来食肉 / ジビエ / 屠畜解体 / 食肉の衛生度 / ジビエ肉 / 食中毒 / 細菌検査 / 有害鳥獣駆除肉 / 食餌性感染症 / 狩猟 / 食品衛生 / 野生鳥獣肉 / 有害鳥獣駆除 |
研究開始時の研究の概要 |
野生鳥獣による、農作物被害や環境被害に対して有害鳥獣の捕獲・駆除が行われており、駆除肉の有効利用のために、ジビエ肉の利用が奨励されているが、ジビエ肉消費が増えると、ジビエ肉由来の食餌性感染症が増えるという比例関係にある。 本研究は、ジビエ肉由来の食餌性感染症を逓減させることを目的に、捕獲・解体の方法の差によっておこる衛生状態の差について検証するとともに、ジビエ肉由来の感染症リスクを、ジビエ肉に対する放射線照射で逓減させることができると仮説し、適切な照射量についての検索を行うものである。
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研究成果の概要 |
大分県・大阪府の2府県で捕獲された、イノシシ、ニホンシカについて、食肉処理業許可を得た解体施設で解体した個体と、猟師が伝統的に行ってきた野外での解体の個体の2群に分け、衛生度の違いについての調査を行った。その結果、猟師が伝統的に行ってきた解体方法では、食用に適した衛生度を保つことができないという結論に達し、食肉処理業許可を持った解体施設を経ていないジビエ肉について、一般消費者に対しての注意喚起が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は食品衛生の盲点ともいうべき野生鳥獣由来食肉の衛生度に関する研究であり、研究を実施した意義は非常に高い。本研究内容は第79回日本公衆衛生学会総会で発表し、約700の演題の中から19題が選出されたポスター賞を受賞した。2021年度からは、本研究と同様の内容の研究が厚生労働科研費21KA0401として実施されることになり、重要な基礎的研究となった、
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