研究課題/領域番号 |
19K24286
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大塚 貴志 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (60845965)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 脳損傷 / リハビリテーション / 細胞移植 / 神経再生 / 再生医療 / 中枢神経疾患 / 感覚障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では中枢神経疾患に対する再生医療とリハビリテーションを併用した効果的な治療戦略の開発を行うことを目的とした。 中枢神経疾患モデルとして脳損傷マウスを用い、間葉系幹細胞の移植ならびにリハビリテーション介入を行う。移植後より経時的に運動機能評価および感覚機能評価を実施し、単独介入や併用による機能改善効果を検討する。機能改善に関与するメカニズムとして、急性期では炎症等による損傷拡大の抑制を、慢性期では神経修復機構の活性化に着目して検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、脳損傷モデルに対して急性期における間葉系幹細胞 (Mesenchymal stem cells: MSCs)の移植とトレッドミル運動によるリハビリテーション介入を併用し,運動機能ならびに感覚機能の改善効果とそのメカニズムの検証を試みた。その結果,MSCs移植単独群、リハビリテーション単独群は無処置群に比べて有意に運動機能を改善させるが,MSCs移植とリハビリテーション併用群においてより運動機能が顕著に改善したことが遺伝子発現解析より明らかとなった。このことから,損傷後早期のMSCs移植と積極的なリハビリテーション介入の併用は運動機能の改善をもたらすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中枢神経疾患に対する幹細胞を用いた再生医療研究において,必ずしも十分な機能の回復が得られないこともある。そのため,さらなる改善を引き出すための再生医療後の治療戦略の構築が求められており,その手段としてリハビリテーション介入が注目されている。 再生医療後のリハビリテーションとの併用効果を検討した本研究では,再生医療またはリハビリテーション単独での介入に比べ,再生医療とリハビリテーションの併用により,より顕著な運動機能の改善がみられることを見出した。本研究の結果は,再生医療後のリハビリテーションのアプローチ方法の最適化と臨床応用に向けた一助となる。
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