研究課題/領域番号 |
19K24288
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
玉田 葉月 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70581403)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | JECS / 腸内菌叢 / 食生活 / 子ども / 子どもの腸内菌叢 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、自閉スペクトラム症児に見られる特徴的な腸内菌叢に注目が集まっているが、発達や疾患に関わらず我が国の子どもがどのような腸内菌叢を有するかという基礎的な知見、またその決定因子については十分に明らかにされていない。本研究では、大規模出生コホート研究である「エコチル調査」のフィールド(小学2年生時点)を利用し、「子どもの腸内菌叢構成の実態把握」、「子どもの腸内菌叢構成に影響を与える外部因子の解明」を明らかにする。 これは、学童期以降の多様な健康・疾患との因果関係を解明する更なる研究へ発展可能であり、将来的に腸内菌叢を介した健康増進や疾患予防の確立への貢献が期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究は、環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」における愛知ユニットセンターの追加調査として実施し、「子どもの腸内菌叢構成の実態把握」および「子どもの腸内菌叢構成に影響を与える外部因子の解明」の2点を目的とした。本研究を行うにあたり、大規模な疫学調査において実施可能な検体(糞便)回収および保存方法について検討を行った。調査参加児童(小学2年生)より回収された便検体と菌叢解析結果を食事等の因子と併せて解析を行い、菌叢構成に影響を与えうる因子の検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、腸内菌叢とヒトの健康との関連について関心が高まっている。成人における腸内菌叢研究では、肥満やメタボリックシンドローム、循環器疾患、がんなどとの関連が示されているが、小児期における腸内菌叢については未解明な部分が多い。本研究においては、子どもの腸内菌叢構成を明らかにし、これに影響を与えうる因子を解明することを目的としているが、これは、小児期以降の多様な健康・疾患と腸内菌叢との関連を解明するさらなる研究へ発展可能であり、将来的には、腸内菌叢を介した健康増進や疾患予防方法の確立への貢献に資するものである。
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