研究課題/領域番号 |
19K24308
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
松浦 佑希 宇都宮大学, 共同教育学部, 助教 (90844788)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 運動学習 / 運動技能 / 体育授業 / 体操 / 教育 / 指導方略 / 学習方略 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,学習者の主体的な取り組みを促進するボトムアップ型の運動指導方略の開発および効果検証を行う.現在までの研究成果では,新学習指導要領で求められる「主体的・対話的で深い学び」を実現するための指導方略として,運動の楽しさと技能向上の両面からその有効性が確認されている.そこで,本研究ではこれまでの基礎的研究の成果を踏まえ,上記指導方略がもたらす内的・外的学習プロセスに関して,各学習者の認知過程をインタビューの質的分析,運動の変化を動作解析を通して明らかにし(研究1),その上で,小・中学校の教育現場に応用し,学習者の主体性,運動技能向上効果,対人的効果の観点から有効性を検証する(研究2).
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,学習者の主体性な取り組みを重視し,学習者一人ひとりに合った運動技能をより効果的にボトムアップで身に着けさせることを可能にするための運動指導方略の開発および効果検証を行うことである.指導方略が学習者にもたらす内的・外的学習プロセスの検討と,中学校の教育現場への介入研究を行った.結果として,学習者の運動技能の向上と,他者とコミュニケーションを多く取りながら楽しく主体的に活動に取り組むことの両立が可能であることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的な意義として,本研究で検討された,学習動作の不変構造をおさえた多様な運動感覚の経験や,主体性の促進による多様な学習プロセスの検証は,運動学習分野の発展にも大きく寄与する知見となると考えられる.また,社会的な意義として,新学習指導要領で求められている,子どもの個性や多様性に対応し,「主体的・対話的で深い学び」を実現するための,授業方法の改善に役立つと考えられる.
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