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高社会性動物モデルを用いた認知機能障害の社会的修飾機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K24309
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関群馬大学

研究代表者

高橋 麻衣子 (池澤麻衣子 / 池澤 麻衣子 / 高橋麻衣子)  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50701322)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードアルツハイマー病 / 認知症(AD)モデル / プレリーハタネズミ / 婚姻関係 / streptozotocin / 認知症モデルマウス
研究開始時の研究の概要

本研究では、一夫一婦制を呈するプレリーハタネズミのアルツハイマー病(AD)モデルを作製・解析することで婚姻関係が認知障害に及ぼす影響とその神経機構を明らかにする。まず、健常なプレリーハタネズミの空間学習能についての行動学的性状を取得する。次いで、streptozotocin(STZ)脳室内投与によるADモデルを作製し、その妥当性を検証する。最後に、STZ投与ADモデルの病態に対する婚姻関係の影響を行動学的・組織学的に明らかにする。本研究は、社会関係による認知症予防という新たな視点からの創薬、分子マーカー探索や、臨床研究で標的とすべき脳部位や分子についての基盤的知見を与える。

研究成果の概要

本研究では、一夫一婦制を呈するプレリーハタネズミのアルツハイマー病(AD)モデルを作製・解析することで婚姻関係が認知障害に及ぼす影響とその神経機構を明らかにする。まずは、マウスやラットとは異なって高い社会性を持つことが知られるプレリーハタネズミについて、その行動学的性状について調べた。
プレリーハタネズミの物体認知・空間認知の特性について、婚姻関係の有無による主効果は認められなかった。しかし婚姻関係にあるプレリーハタネズミの方がコントロール群より、物体認知や空間学習能力が向上することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

超高齢化社会を迎えた本邦では認知症予防は喫緊の課題である。本研究では、「婚姻関係が認知機能低下の予防的因子となりうるか」といった問いを生物学的に取り組む。ヒトの認知機能の低下は数年から数十年にわたる長い経過をたどることや実験的にヒトの認知機能を低下させることが倫理的に不可能であるため、よりヒトに近いモデル動物を利用することが必要となる。本研究では、マウスやラットよりも高い社会性を持つプレリーハタネズミの、行動学的性状や一夫一婦制に関わる神経基盤について生物学的にアプローチしている。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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