研究課題/領域番号 |
19K24311
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
足立 拓史 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (10849946)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心臓リハビリテーション / 重症化予防 / ライフスタイル / 身体活動量 / 冠動脈疾患 / 再発予防 |
研究開始時の研究の概要 |
冠動脈疾患は、経皮的冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention: PCI)の進歩に伴う救命率の飛躍的な改善に反して、長期的予後の改善が乏しい。その原因は、治療部位以外の動脈硬化が進行することにあり、再発予防のためには、薬物療法とともに根本的原因である生活習慣の改善が不可欠である。身体活動促進はその中核を成すが、冠動脈再狭窄の予防に効果的な身体活動は十分検討されておらず、特に、加速度計による客観的指標に基づく検討は少ない。そこで本研究では、PCI後の身体活動量を加速度計で測定し、冠動脈再狭窄や冠危険因子のコントロール状況との関連を検討する。
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研究成果の概要 |
冠動脈疾患の重症化を予防するためには、動脈硬化の原因(リスク因子)であるライフスタイルの改善が重要である。特に、身体活動量を増やすことはライフスタイル改善の中核と位置づけられている。本研究では、多施設前向きコホート研究により、高血圧、脂質異常症、糖尿病といったリスク因子の是正に効果的な身体活動を調査した。 経皮的冠動脈形成術後患者を対象に、加速度計で測定した退院後の身体活動量とリスク因子の管理状況との関連を分析した。その結果、ガイドラインで推奨されている身体活動量(中等強度以上の身体活動を1週間に150分以上)に達していない群では、血糖値の管理不良割合が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
身体活動をどの程度の強さでどれだけ実施すれば冠動脈疾患の再発リスクの低下に寄与するかは検討の余地がある。本研究では、加速度計を用いて冠動脈治療後の患者の身体活動量を客観的に測定し、動脈硬化の原因である高血圧、脂質異常症、糖尿病の管理状況との関連を分析した。 その結果、中等強度(例:早歩き)以上の強さで実施した身体活動時間が推奨量(150分/週)に達していない場合、空腹時血糖の高い者の割合が多かったが、歩数を指標とした場合にはこのような結果は確認できなかった。ある一定の強度以上の身体活動を意識したライフスタイル指導が重要となることを示唆した点で、臨床的意義は大きいと考えられる。
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