研究課題/領域番号 |
19K24313
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
柳岡 拓磨 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20846951)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 球技系競技 / ハーフタイム / Re-warm up / 体温 / 筋酸素動態 / 筋電図 / エネルギー代謝 / コンディショニング / コンディショ ニング / 筋活動 / 球技系チームスポーツ / 筋活性 |
研究開始時の研究の概要 |
球技系競技において、高強度運動パフォーマンスを維持することは勝敗に関わる重要な要素の一つであるが、ハーフタイムなどの競技間の休息後に高強度運動パフォーマンスは低下する。この低下は、休息中に安静を保つことによる体温・筋活性・エネルギー代謝の低下に起因することが明らかとなっている。競技間の休息後の運動パフォーマンスを維持あるいは向上させるためには、これらの要因の低下を予防することが重要である。 本研究では、臨床応用を念頭に置き、休息中にウォーミングアップを行うこと(リウォームアップ)および外部保温器具を用いた体温保持の併用が体温・筋活性・エネルギー代謝および運動パフォーマンスに与える影響を検討する。
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研究成果の概要 |
球技系競技において、高強度運動パフォーマンスを維持することは勝敗に関わる重要な要素である。しかし、ハーフタイム中に安静を保つことで、体温・筋活性・エネルギー代謝が低下し、高強度運動パフォーマンスが低下する。本研究では、休息中にウォーミングアップを行うこと(リウォームアップ)および外部保温器具を用いた体温保持の併用が体温・筋活性・エネルギー代謝および運動パフォーマンスに与える影響を検討した。その結果、リウォームアップによってその後の筋活性・エネルギー代謝が向上し、外部保温器具によって体温が維持されることが明らかになった。しかし、2つの介入による運動パフォーマンスの相乗効果は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
球技系競技のハーフタイムにおいて、実用性の高いリウォームアップ・プロトコルによって、その後の運動パフォーマンスが維持されたことが臨床的に意義深い。また、そのメカニズムを網羅的に検証できた点で学術的な価値が高い。 また、リウォームアップによる体温の維持は達成されなかったが、外部保温器具と組み合わせることで体温が維持された。体温低下はスポーツ外傷のリスク増加の要因であり、競技者の安全の担保にも貢献する。
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