研究課題/領域番号 |
19K24342
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
1001:情報科学、情報工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
掛井 将平 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70846302)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 公開鍵基盤 / 認証局 / 横断認証 / スマートコントラクト / 分散型台帳技術 / ブロックチェーン / Hyperledger Fabric / 分散台帳技術 / 相互認証 / 認証基盤 / Cyber Physical System / 機械学習 / Trusted Platform Module |
研究開始時の研究の概要 |
異分野のデータを連携して得られる知見が,社会課題の解決や技術革新に資すると見込まれている.なりすましや否認を防ぎ,公正なデータ取引を促進するには,データ取引の主体の本人性の保証が必要不可欠である.本人性は公開鍵基盤(Public Key Infrastructure,PKI)における認証局により保証されるが,認証局でセキュリティ侵害が発生した場合,本人性の保証が失われることとなる. 本研究は,メタPKIという概念を導入し,認証局を分散させて自律的に連携させることで,セキュリティ侵害に対する耐性を高める.そこで,分散台帳技術と機械学習を用いて,従来,人手で行われていた認証局の連携の自動化を行う.
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研究成果の概要 |
様々なデバイス・サービスを相互接続するデータ流通基盤を中心として,異分野データの連携による付加価値の創出が期待されている.インターネットにおけるデバイスの身元の保証に公開鍵基盤は広く利用されているが,その仕組みの根幹となる認証局への絶対的な信頼を前提とする必要がある.多様なデバイスの相互接続を支える基盤を目指して,本研究では認証局の信頼点を分散する分散型の認証基盤であるメタPKIの開発を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様なデバイス・サービスの信頼性を保証しながら相互接続を支える基盤を目指して,本研究では認証局の信頼点を分散する分散型の認証基盤であるメタPKIの開発を行った.認証局を相互に接続する仕組みとして横断認証技術が利用できるが,その実施判断は各認証局で統一できる必要がある.本研究では,横断認証の枠組みをスマートコントラクトで実現することで,全体で統一された基準のもとで横断認証することが可能となる.
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