研究課題/領域番号 |
19K24681
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
人文社会系
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
荒川 礼行 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00870304)
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研究分担者 |
金野 俊洋 琉球大学, 農学部, 准教授 (60568260)
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研究期間 (年度) |
2021-03-12 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
53,820千円 (直接経費: 41,400千円、間接経費: 12,420千円)
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キーワード | 向社会行動 / 自閉症 / オキシトシン / バソプレッシン / セロトニン / 視床 / 扁桃体 / 視床神経核 / 社会行動 / 神経回路 / マウスモデル / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、社会行動の特に社会性の維持を促す接近行動の神経制御機構を分析し、それを自閉症動物モデルにまで当て嵌め、自閉症の主 症状である社会性の欠損を司る神経回路を明らかにすることである。そのため、社会行動の時系列に沿って行動が変化し、それを制御する神経回路も担当を変えていくという神経制御の流れを仮定し、それぞれの制御機構を動物モデルを用いることで分析した。1)誘因、2)接近行動時の神経回路、3)行動系列分析、4)系列ごとの神経回路制御、5)行動系列を繋ぐ神経回路、というように、それぞれの分析過程について別個に分析、論文としてまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目標は、治療法がないとされる自閉症の症状緩和のための神経回路制御法を確立することにある。動物モデルを用いた基礎的な神経回路の機能分析を通して、社会的な動物が互いに向社会的な関係を築くまでに、どのような神経回路が時系列にそってどのように働くかの概要を明らかとし、さらに自閉症動物モデルでの同様の検討をすることで、自閉症様行動がどのように制御されて発現しているかの詳細が検討可能となる。この分析を進めることで、自閉症の症状を制御する神経回路が明らかとなり、神経回路操作による治療に結びつくことを目指している。
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