研究課題/領域番号 |
19KK0050
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
有本 昌弘 東北大学, 教育学研究科, 教授 (80193093)
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研究分担者 |
松林 優一郎 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (20582901)
劉 靖 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (60747864)
西川 一二 大阪商業大学, 総合経営学部, 講師 (10781560)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 好奇心 / 生活の質 / ウェルビーイング / 高齢者 / 暗黙知 / ナラティブ探究 / アセスメント / 学習する組織 / 活動理論 / 実践のコミュニティ / 日本文化 / SDGs / 人工知能 |
研究開始時の研究の概要 |
本国際共同研究「好奇心の文化間比較を軸にしたアセスメントのデュアルかつ戦略的アプ ローチ」は、日本人の好奇心の低さという問題に一石を投じ、国際標準で「好奇心の尺度化 と解明」を行う。イスラエルに直接出向いて、なぜイスラエルのプロジェクトとの国際的なコラボなのか?を 問いながら、研究計画を実施する。好奇心の解明による向上という人材育成は、社会実装を推進し、(人工知能(AI)の教育 利用というミクロな技術的なものと、「持続可能な開発目標(SDGs)」としてマクロで政策的 なもののデュアルで)国際協調しながら、どのようにすれば同じ土俵の上で文化間比較研究 が可能となるのか?という問いを掘り下げる。
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研究実績の概要 |
本国際共同研究「好奇心の文化間比較を軸にしたアセスメントのデュアルかつ戦略的アプ ローチ」は、日本人の好奇心の低さという問題に一石を投じ、国際標準で「好奇心の尺度化 と解明」を行う。イスラエルに直接出向いて、なぜイスラエルのプロジェクトとの国際的なコラボなのか?を 問いながら、研究計画を実施する。好奇心の解明による向上という人材育成は、社会実装を推進し、(人工知能(AI)の教育 利用というミクロな技術的なものと、「持続可能な開発目標(SDGs)」としてマクロで政策的なもののデュアルで)国際協調しながら、どのようにすれば同じ土俵の上で文化間比較研究 が可能となるのか?という問いを掘り下げる。 5年目である2023年度は、コロナ禍が終息し、先方のカウンターパートと日程調整し、若手の夏季の休暇のタイトなスケジュールをこじ開けて現地滞在を試みた。テルアビブ大学工学部のゴルドン研究室にも訪問をし、ロボット工学において、心理学をはじめ、マーケティングに至るまで学問の垣根を超えて、好奇心の問題にマルチなアプローチを取り入れている方法を伝授された。 日本とテルアビブ大学との比較研究から発展して、ユダヤ系のみならず、ウクライナ系、アラブ系、ドイツ系といった研究者が1つのグループとなって、好奇心の問題、特に高齢者(シルバー世代)にアプローチして、OECDに提案しないかというところまで、議論が及んだ。対して、日本側は自然災害が日本人のDNAに影響を及ぼしていると解釈し、好奇心を日本文化の中で掘り下げて行う土台として、公平な社会的関係(カンケイ)と全体的な相互関係(ツナガリ)の継続的な強調、社会文化的システム思考の実践の二つから、教室、学校、郷土と、様々なレイヤーを設けて、アプローチする方法を模索している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの軍事衝突は大きな犠牲が出ており、深刻さを増しており、想定外の事態が進んでおり、いずれ共同研究の再開ができることを希望しているが、国際共同研究に向けて、収束を願うのみである。
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今後の研究の推進方策 |
日本国内から、災害の多い地域を北海道、長野県、石川県、富山県に限定し、主観的なウェルビーイングである生活の質尺度を、従前の好奇心の尺度に加えて、100名の高齢者からデータを収集した。しかしながら、帰国後すぐに、イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの軍事衝突は大きな犠牲が出ており、深刻さを増し、今日に至っている。
zoomを通じて、方法論を議論しつつ、終了後も、低コストで、データから国際的な共同論文を書き上げていくべく、共同研究を細々と続けていく。関連する先行研究に当たりつつ、それらを乗り越える視点を持ち続ける。
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