研究課題/領域番号 |
19KK0061
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 関西国際大学 (2022) 東洋大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
芦沢 真五 関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00359853)
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研究分担者 |
森 利枝 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 教授 (00271578)
花田 真吾 東洋大学, 国際学部, 准教授 (00635865)
関山 健 京都大学, 総合生存学館, 准教授 (90583576)
野田 文香 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 准教授 (20513104)
太田 浩 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (70345461)
根橋 玲子 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任教授 (70298074)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2022年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 高度外国人材 / 外国学歴 / 資格認証 / 東京規約 / 資格の電子認証 / クローニンゲン宣言 / 東京 / 資格の電子承認 / クローニンゲン / フローニンゲン宣言 / 外国学歴・資格認証 |
研究開始時の研究の概要 |
先進的な外国学歴・資格認証制度を持つ3か国(オーストラリア、 カナダ、オランダ)の比較調査により、電子化や東京規約といったグローバルな資格相互認証制度と人材活用の潮流を踏まえて、日本に相応しい制度の提言を目指す。この目的のため、海外共同研究者とともに、各国で政府機関、認証機関、高等教育機関、認証サービス利用者に対する量的および質的調査を行い、その実態を明らかにする。調査結果を比較分析し、実用可能な日本型認証制度のあり方を提言にまとめ、国際会議や国際共著論文で発信する。
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研究成果の概要 |
本研究は、学生や人材の国際移動を促進する上で、不可欠なインフラとなっている外国学修歴の評価(FCE:Foreign Credential Evaluation)と学習歴証明デジタル化、に焦点をあて、国際共同研究を推進してきた。豪州、北米、欧州などのFCE先進事例と学修歴・資格証明のデジタル化の現状を国際比較するとともに、日本の高等教育機関を対象とする電子証明書の実証実験を推進し、2大学でデジタル証明書を実装することができた。4年間の国際比較研究を通じて、わが国が国境を越える人材の流動化に貢献するための取組課題を明確化することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FCEシステムの確立と学修歴証明書類のデジタル化は、ユネスコが提唱する東京規約(2018年発効)に準拠し、世界的な人材や学生の流動化に対応していくうえで、不可欠のインフラである。本研究は、日本が国際社会に求められている課題を解決する方向性を示唆するもので、異なる国の教育背景をもつ者の学修歴を評価するFCEの手法や、証明書デジタル化の国際比較を通じ、比較教育学、高等教育学の分野において学術的な知見を蓄積することができた。新型コロナ禍という想定外の状況に直面し、当初計画にはなかった調査をすることになったが、オンライン会議、Webinarなどを通じた成果発表を活発に行うことができた。
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