研究課題/領域番号 |
19KK0147
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木村 淳夫 北海道大学, 農学研究院, 農学研究院研究員 (90186312)
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研究分担者 |
橋床 泰之 北海道大学, 農学研究院, 教授 (40281795)
崎浜 靖子 北海道大学, 農学研究院, 講師 (10344491)
奥山 正幸 北海道大学, 農学研究院, 教授 (00344490)
田上 貴祥 北海道大学, 農学研究院, 助教 (70709849)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | メガロ糖 / 色素汚染 / 問題解決型研究 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は世界で初めてメガロ糖(MS)の生産に成功した。性質を調べると、BCS IIに属す化合物(難水溶性・高膜透過性)を可溶化する画期的な機能が発見され、BCS II化合物を溶質とする糖質水溶化剤でもあった。一方、難溶性ベンジル系アゾ色素もBCS IIに属し、かつ「東南アジア諸国における名高い環境汚染物質」に注目し、MSとアゾ分解酵素を組合せることで実験室レベルではあるが、色素の可溶化と酵素分解に成功した。以上は初めて生産したMS、すなわち従来型MSの知見である。最近に従来型MSより高機能な新型MSを発見した。本研究では新型MSによるアゾ色素の酵素分解促進を目的とし、当該試験をタイで実施する。
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研究成果の概要 |
我々は、メガロ糖(MS; 10-200残基の単糖から構成)にBCS IIに属す化合物(難水溶性・高膜透過性の薬剤など)を可溶化する画期的な機能を見出した。一方、難溶性ベンジル系アゾ色素もBCS IIに属し、かつ「東南アジア諸国における代表的な環境汚染物質」である。MSとアゾ分解酵素を組合せることで、アゾ色素の可溶化とそれによる酵素分解ができる。本研究では、高機能な新奇MSの作製および分解工程の改良で、アゾ色素汚染土壌の浄化(色素分解)に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義として、MSが示すBCS II化合物の可溶化に関する分子機構(疎水と親水の両領域による可溶性のMS-BCS II複合体を形成)が解明された。また、高疎水領域を有するMSの利点と欠点(前者は高疎水性のBCS II化合物を可溶化、後者はアゾ分解酵素を阻害)が判明でき、MSの基本的性質が究明された。社会的意義としては、難溶性の高機能食素材であるクルクミンを可溶化でき、用途拡大に寄与した。また、環境汚染を招く土壌アゾ色素の分解プロセスを確立できた。
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