研究課題/領域番号 |
19KK0169
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 史彦 九州大学, 農学研究院, 教授 (30284912)
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研究分担者 |
田中 良奈 九州大学, 農学研究院, 助教 (80817263)
今泉 鉄平 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教 (30806352)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 農業工学 / マルチスケール / イメージング / バイオマテリアル / シミュレーション / FINEST / ポストハーベスト工学 |
研究開始時の研究の概要 |
FINEST計画は、青果物やこれに由来する材料を対象に、最新のイメージングや画像分析・解析、モデル化技術を駆使することによって、これら材料のFINESTが、より大きなスケール場における力学特性や熱物性にどのような影響を与えるかを知るための新たなフレームワークを構築するものである。生物材料の微細構造とその機能・特性を関連付けるための、先駆的かつ理論的研究をともに推進する相互補完可能な国際共同研究チームを組み立て、特に、若手の研究者が受入機関で最新のイメージング技術を学び、本学で遂行中の機能モデル化技術と融合させることで、新たな研究領域を発展させるものである。
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研究成果の概要 |
FINE STructure(FINEST)研究は、青果物やこれに由来する材料を対象に、最新のイメー ジングや画像分析・解析、モデル化技術を駆使することによって、これら材料の微細構造 (FINEST)が、より大きなスケール場での諸物性(熱伝導率やガス拡散率等)にどのような影響を及ぼすかを明らかにするための新たなフレームワークを構築したものである。生物材料の微細構造とその機能・特性を関連付けるための、先駆的かつ理論的研究をともに推進する相互補完可能な学際的国際共同研究チームを組みあげることで、これまで難しいとされた、ナノ とミクロ、マクロの場をつなぐマルチスケール解析を可能としたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FINESTスケールアプローチにより生物材料の機能・特性を解明し、これをマクロな素材の設計に活かすためのフレームワークを構築することで、これまでにない特性と機能を持つ新材料開発を可能としたことの社会的意義は大きい。例えば、青果物からセルロースやペクチンなどの有用成分を抽出し、ポリマー繊維を構成、単一繊維や集積繊維マトリックスの特性を明らかにすることで、これに基づくマクロの機能性材料の設計が可能となる。また、微細空間とマクロで起こる諸現象を先端機器で観察し、スケールの異なる場の連結を可能としたことの学術的意義は大きい。
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