研究課題/領域番号 |
19KK0176
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山城 秀昭 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60612710)
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研究分担者 |
三浦 富智 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (20261456)
織部 祐介 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (60827484)
中田 章史 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (70415420)
篠田 壽 東北大学, 歯学研究科, 名誉教授 (80014025)
小荒井 一真 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉環境国際共同研究センター, 研究職 (90846297)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 高自然放射線地域 / インド ケララ州 / 低線量・低線量率 / 線量評価 / 生殖影響 / インド / ケララ州 |
研究開始時の研究の概要 |
福島第一原子力発電所事故から8年が経過した現在でも、帰還困難区域の住民は未だに帰還のめどすら立っていない。一方、ケララ州では帰還困難区域に相当する地域に約1万人が暮らしており、その調査で得られる知見は福島の政策を検討するためにも極めて重要である。本研究では、高自然放射線地域のケララ州における畜産・野生動物の歯や骨の硬組織を用いた線量評価を基に生殖機能に及ぼす影響を明らかにし、福島研究の結果と比較することにより低線量・低線量率慢性被ばくの生殖影響を推定評価することを目的とする。以上、低線量率放射線被ばくの生物学的現象の蓄積とケララ州と福島における環境評価、畜産業と食の安全評価の基盤を構築する。
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研究実績の概要 |
インドの南部西岸に位置するケララ州の海岸地域は、世界有数の高自然放射線地域であることが知られており、中国やブラジル、イランなどの高自然放射線地域と比較して、線量率は福島の帰還困難区域に相当し人口密度がともに高く、低線量・低線量率慢性被ばくの影響強化を行う上で極めて重要な地域である。申請者らは、平成23年8月末以来、福島第一原発事故被災地域において放射性物質の計測と畜産・野生動物への影響調査などを実施・報告してきた。本研究では、高自然放射線地域のケララ州における畜産・野生動物の歯や骨などの硬組織を用いた線量評価を基に生殖機能に及ぼす影響を明らかにし、福島研究の結果と比較することにより低線量率慢性被ばくの生殖影響を推定評価することを目的とする。 令和4年度もインド・ケララ州に渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、インドへの渡航を断念せざるを得ない状況になった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度もインド・ケララ州に渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、インドへの渡航を断念せざるを得ない状況になった。そのため解析するサンプルを得ることができず、現在までの進捗状況は、順調に進展しているとは言い難い状況になっている。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、6月と10月にインド・ケララ州へ渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を実施する。
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