研究課題/領域番号 |
19KK0197
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中川 秀彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80281674)
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研究分担者 |
川口 充康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (10735682)
家田 直弥 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (00642026)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 蛍光プローブ / エピジェネティクス / イメージング / ケミカルバイオロジー |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者はエピジェネティック制御酵素の1つSIRTが脱アシル化活性を触媒することに着目しSIRT活性検出蛍光プローブを開発し世界で初めて細胞内のSIRT活性をイメージングすることに成功した。一方、海外共同研究者の1人はペプチド・タンパク質合成に利用可能な特殊アミノ酸を開発しペプチドやタンパク質に任意の蛍光団を導入する技術を開発した。これらの成果を融合しエピジェネティック制御酵素(SIRT、HDAC等)の選択的ペプチド性及びタンパク質性プローブを開発する。プローブの性能をもう1人の海外共同研究者とともに解析し、高性能化することで多様なエピジェネティック制御のイメージング技術を開発する。
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研究成果の概要 |
エピジェネティック酵素の1種であるSIRTアイソザイムについて、独自蛍光プローブの開発を進めた。多様なペプチド配列および蛍光消光団を組み合わせたペプチドプローブライブラリの構築を行なった。これらはSIRTの各アイソザイムに対して異なる反応性を示し、そのうちの1つはSIRT3に優位な反応性を示すことが判明した。またSIRT2に良好な反応性を示すプローブを用いてケミカルスクリーニングを行い、SIRT2の脱ミリストリル化を効果的に阻害する阻害剤の同定に成功した。環状化戦略と一部D体置換を採用し細胞系で良好なSIRT2選択的酵素阻害活性を示す化合物を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エピジェネティック制御は近年大きな注目を集めている遺伝子発現及び細胞制御機構の1つであり、生命維持の基本的機構に関わると共に、多くの疾患に関連することが明らかになりつつある。エピジェネティック制御酵素の活性検出蛍光プローブの開発は、選択的阻害剤など有用な研究ツール及び治療薬候補の開発に資する。本研究の成果は、生命機能の解明や疾患治療法の開発に貢献すると考えられる。
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