研究課題/領域番号 |
19KK0263
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
田中 大祐 富山大学, 学術研究部理学系, 教授 (40360804)
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研究分担者 |
酒徳 昭宏 富山大学, 学術研究部理学系, 講師 (20713142)
藤吉 奏 広島大学, 学術・社会連携室, 助教 (20805808)
丸山 史人 広島大学, 学術・社会連携室, 教授 (30423122)
能田 淳 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (70551670)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | チリ / バイオエアロゾル / モニタリング / 細菌 / 真核生物 / メタゲノム解析 / 大気汚染物質 / 大気汚染 / 病原性微生物 |
研究開始時の研究の概要 |
南米チリの大気における病原性微生物に着目し、その地域性、経時的な種や量等の動態の把握、大気汚染物質との関連、また大気汚染物質による微生物保護作用の把握を目的とする。得られた成果は、大気汚染が重要な問題となっている南米チリの大気微生物に関する基礎データとなり、今後長期に渡り当該国でのバイオエアロゾル研究や公衆衛生に貢献することが期待できる。チリは、南米大陸の赤道付近から南極まで南北に長い地理的特性を有している。そのため、地球規模での気候変動の視点から長期モニタリングが求められるバイオエアロゾルと大気循環との関連を研究していくのに魅力があり、本研究で確立するプラットフォームがその礎となる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,研究報告がほとんどない南米チリの大気微生物について実態を把握し,大気汚染との関連を把握することとした。2021年にテムコにて捕集された大気試料について,細菌群集構造ではProtobacteria門,Firmicutes門,Actinobacteria門が,真核生物群集構造では真菌類,緑色植物,原生生物が優勢であり,季節変化が認められた。一方,テムコの大気から単離された細菌24株について同定を行ったところ,Arthrobacter属,Pseudomonas属,Psychrobacter属などが認められ,これらの菌株の紫外線耐性と乾燥耐性についてデータを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究での成果は、大気汚染が重要な問題となっている南米チリの大気微生物に関する基礎データとなり、今後長期に渡り当該国でのバイオエアロゾル研究や公衆衛生に貢献することが期待できる。
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