研究課題/領域番号 |
19KK0281
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
塚田 学 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90724352)
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 協調型ITS / ネットワーク / V2X / 自動運転 / オープンソース / サイバーフィジカルシステム / 車々間通信 / インターネット / ITS標準技術 |
研究開始時の研究の概要 |
本国際共同研究では、5Gシステムとの相互運用を目指して、基課題研究で構築した路側拠点システムを再設計する。そのため、5G、協調型ITS、IPv6を専門とする海外の複数の研究者と共同で、路側拠点のモジュール化による機能分割と機能抽象化、下層の無線技術に非依存なエッジコンピューティング、5Gと路側拠点の各システム機能と配置の最適化に取り組む。
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研究成果の概要 |
この研究では、自動運転を支援するためのエッジコンピューティング型路側拠点システムの開発に取り組んだ。まず、センサーデータ共有を実現するための路側認識ユニット(RSPU)という新たなシステムを提案・開発し、これにより脆弱な道路利用者への対応が可能にした。さらに、複数の車両の未来の走行経路情報に基づいて交差点での協調走行経路計画モデルを設計し、これにより各車両が安全かつ効率的に移動できることが示した。最後に、接続された車両の識別とデータ交換の最適化を目指し、視覚ベースの手法を提案しました。これにより、ネットワーク負荷と状況認識の間で最良のトレードオフを実現できることが示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したソフトウェアは、オープンソースで開発している。公開されたソフトウェアは、広く一般に利用可能であり、協調型自動運転の研究開発コミュニティへの貢献となる。また、協調型自動運転は、都市化が進む日本が率先して取り組むべきものであり、この分野でリーダシップを取れれば、アジアをはじめとして急速に都市化する世界に広く協調型ITSを普及させて行くために有利になり、将来の日本産業に対する利点となる。
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