研究課題/領域番号 |
19KK0326
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
清水 洋 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90530080)
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研究期間 (年度) |
2020 – 2023
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | イノベーション / 流動性 / 長期国際比較 / 経営資源の流動性 / アントレプレナーシップ / 国際比較 / 時系列 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒト・モノ・カネといった経営資源の流動性の程度は、イノベーションの生成とそのコストにどのような影響を与えるのだろうか。これが、本研究課題の基本的な問いである。経営資源の流動性の高さはイノベーションを促進すると先行研究では考えられてきた。それらの流動性を高める政策が様々な国でとられている。しかしながら、本当にこれらはイノベーションを促進するのだろうか。本研究では、流動性が高い(高まった)アメリカやイギリスと流動性が低かった(低くなった)日本の企業の長期的な時系列の比較分析を通じて、流動性が高まることがイノベーションの生成のパターンとイノベーションのコストにどのような影響があるのかを分析する。
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研究実績の概要 |
本研究プロジェクトの目的は、ヒト・モノ・カネといった経営資源の流動性の程度が、イノベーションの生成とそのコストにどのような影響を与えるのかを分析することにある。長期の国際比較研究を実証的に行う点に本プロジェクトの特徴がある。 2022年度には、4月1日~4月7日、10月26日~11月7日、2023年2月24日から3月24までHarvard Business SchoolのTom Nicholas教授との共同研究を行い、7月29日~9月12日(8月22日から29日を除く)はLondon School of EconomicsのJanet Hunter教授との共同研究を行った。 2022年度は共同研究がさらに具体的なものとなり論文化の方向性が見えてきた。より具体的には、Tom Nicholas教授とは日本の人名辞典を用いてデータベースの構築を進めてきた。これにより、日本の企業家たちの出自や移動の分析を行うことができる。データベースの基本的な項目を確定することができた。Janet Hunter教授とは、日本人の流動性の変化を分析するために、仕事観や転職についての考え方がどのように変化したのかを分析するためのデータベースづくりを開始した。また、これまで整備した特許のデータベースを用いて、スタートアップを促進するための制度であるSBIRがどのようにイノベーションに影響を与えているのかについての実証研究も進めてきた。この分析は2022年度末までにほぼ終えることができた。 2022年度には本研究プロジェクトの構想や中間的な成果の一部を含む書籍を3冊出版した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナの影響により、本研究プロジェクトの開始が遅れたが、それ以外は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度にデータベース構築の方向性が具体的になったため、2023年度の10月までにはデータベースを完成させるとともに、11月以降は具体的な分析を行い、実証的な論文を執筆していく計画である。
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