研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
肝様腺癌 (hepatoid adenocarcinoma) は、形態的にも免疫染色学的にも肝細胞様形質を呈する腺癌の亜型である。胃、膵臓、肺、子宮など様々な諸臓器での発生が報告されている。最大の特徴はリンパ節転移や肝転移が高頻度に起こる点にあり、鑑別診断や標準治療の確立が急務である。本研究では、胃原発肝様腺癌の次世代遺伝子解析を進め、分化・脱分化に関与する遺伝子の同定を目指す。