研究課題/領域番号 |
19KK0411
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
国分 貴徳 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10616395)
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研究期間 (年度) |
2020 – 2023
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | 前十字靭帯損傷 / 自己治癒 / 発生 / 発達 / メカノバイオロジー / マウスモデル / Scleraxis / 遺伝子改変 / 前十字靭帯 / メカニカルストレス |
研究開始時の研究の概要 |
前十字靭帯(ACL)損傷は,近年受傷患者の年齢層拡大が指摘され,受傷者の治療に対するニーズも多様化している.これに対し我々は,手術を行わずにACLを治癒に導く保存的治療法の確立へ向け基礎データを蓄積してきた.本研究計画では,損傷ACLが治癒に向かう過程における生物学的な反応を促進させるメカニズムを,発生生物学の知見を応用して解明し,治療パラダイムの変革に繋がる基礎データを提示することが目標である.
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研究実績の概要 |
2022年度内に渡航を開始すべく調整を開始したが,Covid-19による渡航先研究機関の状況変化により,最終的に5月の時点で渡航が困難となった.その際,渡航先研究機関の受け入れ研究者から,当初の研究目的を達成しうる研究機関として,米国University of PennsylvaniaのPerelman School of medicine, Mckay Orthopaedic Reserch Insutitute Prof. Nathaniel Dymentの紹介を受けた.そこで急遽連絡を取り,受け入れの有無と計画している研究内容を説明し,実施可能かの確認を行った.そこで受け入れの受諾をもらい,その後,渡航先研究環境の確認と渡航までのプロセスおよび研究スケジュールの確認を兼ねて,2022年9月に訪問した.そこで受け入れ研究者となるProf. Nathanielと研究計画についてのディスカッションを行い,詳細な計画を打ち合わせた.その後,学会参加に合わせて2023年2月に再度渡航し,4月からの研究開始に向けて詳細を調整し,最終的に3月末に渡米した.以上の理由により,研究期間の延長申請を行なった.4月より研究活動を開始するために必要となる学内のトレーニングを開始し,本研究計画に必要なマウスの準備や消耗品を含めた物品の購入,機器使用のためのオリエンテーションなどを実施している.5月以降は,徐々にマウス等を使用した予備実験から,研究活動を開始していく.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
渡航開始が遅れたこと,および渡航先が変更となったため.
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今後の研究の推進方策 |
やむを得ず,渡航先研究期間が変更となったが,当初の計画の研究内容は実施することができる目処が立っているため,次年度は当初より研究を実施し,当初の計画を達成することを目指していく.
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